フィンランド最大の複合芸術祭「ヘルシンキ・フェスティバル」
年間を通じて、想像力豊かなイベントやフェスティバルが、たくさん開催されているフィンランド。中でも毎年8月から9月にかけて、首都ヘルシンキの各所を舞台に繰り広げられている「ヘルシンキ・フェスティバル」は、北欧最大級の複合芸術祭として知られ、内容もクラシックからワールドミュージックやポップス、演劇からコンテンポラリーダンスまで、実に様々である。
2016年も「メタルと民族音楽」をはじめ、「ヒップホップとクラッシック音楽」や「哲学と美術館」などをテーマに、ツーリストでも楽しめる興味深いイベントが、たくさん企画されている。会場の一つとなる「フヴィラ・フェスティバル・テント」ではユニークな雰囲気の中、多彩なプログラムとともにフードやドリンク類も楽しめる。
2016年の注目イベント
ヨーロッパの演劇界において、押しも押されぬ第一人者、ロメオ・カステルッチの演出作品が、フィンランドに初上陸。力強さに満ちた『行け!モーセ』は、人々の心を揺さぶる強烈な印象の残る舞台。カステルッチは、一生に一度は体験しておきたい演劇である。
ROMEO CASTELLUCCI: GO DOWN, MOSES
開催日 | 2016年8月19~20日 |
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会場 | フィンランド国立劇場 |
クンストハレの大展覧会では、サンファルのアイコン的な作品群、生きる喜びに満ち溢れた彫刻、奔放なコラージュを幅広く展示。サンファルのラディカルな作品づくりや、作品の持つ社会的メッセージは、今のこの時代に真っすぐに語りかけてくる。
NIKI DE SAINT PHALLE
開催日 | 2016年8月20日~10月30日 |
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会場 | クンストハレ・ヘルシンキ |
60年代後半のアメリカのミュージックシーンに、消えることのない足跡を残したソングライターのジミー・ウェッブ。フランク・シナトラからドナ・サマー、ニック・ケイプまで、ウェッブの曲を歌ったアーティストは枚挙にいとまがない。
その伝説のアーティストによるソロ・ピアノコンサートを、フヴィラの親密な空間で聴く絶好のチャンス!
JIMMY WEBB
開催日 | 2016年8月22日 |
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会場 | フヴィラ・フェスティバル・テント |
フィンランドのメタル音楽の伝説「アモルフィス」が、フヴェラ・テントを仲間ともとに席巻する。プログレッシブ・メタルからヴィルトーゾならではの演奏、「カレワラ」の神話からすくい上げられる抒情まで、このバンドのすべてが堪能できる一夜。
AMORPHIS
UNDER THE RED CLOUD – AN EVENING WITH FRIENDS
開催日 | 2016年8月27日 |
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会場 | フヴィラ・フェスティバル・テント |
ベネズエラ・シモン・ボリバル交響楽団&グスターボ・ドゥダメル
本フェスティバルのクラッシック音楽プログラムには、今年も世界的なスターがラインナップされている。ベネズエラの無料クラッシック音楽教育プログラム「エル・スステマ」は、これまでに数十万の子供や若者を路上から救って来た。中でもスター指揮者となったグスターボ・ドゥダメルと、ベネズエラ・シモン・ボリバル交響楽団は、このシステムによって開花したことで良く知られている。
Simón Bolívar Symphony Orchestra of Venezuela & Gustavo Dudamel
開催日 | 2016年9月2日 |
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会場 | ミュージック・センター |
夜7時から朝7時まで、12時間にわたる移植のトークとアート体験の場。夜のミュージアムで、新しい視点の哲学に触れられるこのイベントは、すでにニューヨークやパリ、ロンドンやベルリンでも観衆を魅了してきた。フィンランド国内からそれぞれの分野で最高の哲学者が集う。参加は無料のため、途中で休憩や仮眠のための出入りも可能となっている。
FILOSOFIAN YÖ
開催日 | 2016年9月2日 |
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会場 | 現代美術館キアズマ |
Helsingin juhlaviikot
開催日 |
2016年8月19日~9月4日 |
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開催地 |
ヘルシンキ |
ウェブサイト |
(写真はイメージです)