フィンランド伝統のクリスマス

2017年12月18日 掲載

このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - フィンランド伝統のクリスマス
Share on Facebook
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
Share on FriendFeed


キリスト教の国々では通常、12月25日をハイライトとする国がたくさんあるが、フィンランドでは12月24日のクリスマスイブが最も重要な日となっていて、お祝いの集まりに出かける前にサウナでリラックスする習慣がある。その後、フィンランドの言葉で「ヨウルプッキ(Joulupukki)」と呼ばれるサンタクロースがやってくる。


Santa Claus

(c) Visit Finland / Juho Kuva



直訳をすると、ヨウルプッキというのは「クリスマスのヤギ」という意味。これはキリスト教がフィンランドに伝来する以前の「神の遣い」を指している。ヨウルプッキはトナカイのソリに引かれ、クリスマスツリーの下にプレゼントを置いて行くが、一年間悪い子にしていると乾いた小枝が入った袋を置いていくと伝えられている。


クリスマスディナー


フィンランドでのクリスマスディナーは、夕方早くにスタートする。家族や友人が集い、お祝いムードが漂う中で温かなクリスマスの伝統料理を味わう。


Finland Christmas Dinner

(c) Visit Finland / Jani Kärppä & Flatlight Films



クリスマスの食卓に欠かせないものは「オーブンで焼いた豚ハム」、ビーツや卵などを使った「カラフルなサラダ」、そして「野菜のキャセロール」の3つ。このうちどれか1つ欠けても、フィンランドの人たちは何か物足りなさを感じるそうだ。飲み物には「グロッギ」と呼ばれるホットワインを好んで飲む。


Finland Rice Pudding

(c) Vastavalo / Päivi Niemi



伝統的なイブの朝食は米粥とプラムジュース。米粥の中にはアーモンドが1粒かくれていて、それを見つると翌年、幸運が訪れると言われている。


ウィンターアクティビティ


1月と2月には、ほぼ常時雪が降っているフィンランドの北部と東部。フィンランド北部の雪のシーズンは11月から少なくとも5月まで続く。最北部の北極圏では約1ヶ月間、日が昇らない、フィンランド語で「カーモス(kaamos)」と呼ばれる極夜が続く。とは言っても完全に暗いわけではなく、正午前後の数時間には薄明りがある。


Finland Winter Activities

(c) Visit Finland /



そんなフィンランドの冬のアクティビティを楽しむなら、丘の上からソリ滑りや、凍った海や街中で楽しめるアイススケートがお勧めだ。特に忘れてはならないのが、フィンランド人の重要な文化でもあるスキー。美しい冬景色を横目に誰でも楽しめる。ただし、屋外でのアクティビティを満喫する歳には、防寒対策の方もお忘れなく!


フィンランド南岸部のクリスマスマーケット


11月下旬からクリスマスまでの間、フィンランド南岸部の各地ではクリスマスマーケットも開かれている。マーケットにはローカルフードやクリスマスオーナメント、ギフトが並ぶ。


Helsinki Shopping

(c) Visit Finland / Krista Keltanen



また、子供がポニーに乗ったりと、ファミリーでも楽しめるスポットとなっている。マーケットは通常、週末の2日間だけ開催されている。

ウェブサイト

https://www.visitsouthcoastfinland.fi/en/events/the-old-time-christmas-fair-in-lohja-december/

情報提供:CAITO / 株式会社Foresight Marketing


(写真はイメージです)

関連記事

    None Found

新着記事


このページの先頭へ