パリ・オルセー美術館の大改修が終了!
2年に渡る大改修が進められていたパリにあるオルセー美術館が、去る10月20日に再オープンした。
今回の工事では、特にオルセーの最大の見どころでもある印象派の展示室に手が施され、シェードを通して上方から自然光が差し込むようになった。また、最新技術の照明を採用することで、印象派の作品の微妙な色合いが確認できるようになった。
これまでのポスト印象派の作品が展示されていた上階のフロアが抱えていた大きな問題点の一つが、立ち並ぶ柱だったのだが、その柱を取り除くことにより、より広々としたスペースを確保。第二企画展スペースも新設された。
その他、印象派の展示室へと続くエスカレーターがあった吹き抜けの「パヴィヨン・アモン」も改装され、これまで不可能だった海外などのアール・ヌーヴォーなど装飾芸術品を展示を実現された。
今回展示スペースが拡張されたことで2つの大きな素描展示室も設けられ、ルーヴル美術館に保管されていた素描の豊富なコレクションを企画展で余すことなく展示できるようになっている。また、大時計の裏にある「カフェ・デ・オトゥール」も、アールデコのモダンなスタイルに変身している。
Musée d'Orsay
開館時間 |
火~日 9:30~18:00 (木のみ ~21:45) |
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休館日 |
月曜 |
入館料 |
一般 EUR 8.00 |
ウェブサイト |
(写真はイメージです)
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