アルザス地方のクリスマスマーケット
「クリスマスツリー発祥の地」としても知られるアルザス。この地方では、伝統に根付いた本物のクリスマスが体験できる。
アルザスでは、クリスマスの4週間前の待降節になると、街路にはきらきら光る装飾、建物の正面はにぎやかに飾られ、歴史・公共建造物はイルミネーションで輝き、町や村がお祭りムードでいっぱいになり、40近い町や村で夢のような光景が広がる。そこで、アルザス地方ならではの、お勧めのクリスマスマーケットの町や村を紹介することにしよう。なお、12月25日はクローズしているマーケットが多いので注意しよう。
コルマール
ストラスブールの南70キロ、スイスのバーゼルにも程近いコルマール。「アルザス・ワイン街道」のほぼ中間に位置し、「アルザス・ワインの首都」とも呼ばれている。
コルマール周辺はほとんどをブドウ畑に囲まれ、美しく飾られた村々が点在する。スキーやスノーシューによる雪山散歩が楽しめるヴォージュ山脈もすぐそばだ。村々のきらめき、雪のきらめきが一緒に満喫できる。
Colmar
開催日 | 2012年11月23日~12月31日 |
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ストラスブール
ストラスブールの中心部では、1570年から開催されているフランスで最も歴史のあるクリスマスマーケットが立つ。ゴシック建築の傑作のひとつである大聖堂周辺には、車の乗り入れが禁止された路上の上で、ヴァン・ショー(ホットワイン)や甘いお菓子、スパイス・ケーキのかぐわしい香りが立ち昇る。飾り付けられ、イルミネーションを灯された店々のショーウィンドーからも、この地方の食の伝統が感じられる。
Strasbourg
開催日 | 2012年11月24日~12月31日 |
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カイセルスベルグ
麓の爽やかな村カイゼルスベルグは、戦火を免れた場所のひとつ。中世の雰囲気を伝える木組みの家々を、丘のから13世紀の古い城が見下ろしている。周りの山並みがうっすらと雪化粧をほどこされる冬の景色も情趣深いもの。クリスマス・マーケットは村の名物となっている。
Kaysersberg
開催日 | 2012年11月30日,12月1, 2, 7, 8, 9, 14, 15, 16, 21, 22,23日 |
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リボービレ
山上の城が見守るコウノトリの里。所々、屋根の上にコウノトリの巣が見受けられるリボーヴィレは、グラン・クリュ(特級)畑に囲まれるワインの村だ。
Ribeauvillé
開催日 | 2012年12月8, 9, 15, 16日 |
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リクヴィール
「ブドウ畑の真珠」と讃えられるリクヴィルは、アルザスの田舎の魅力を凝縮した珠玉の村。目抜き通りに16 ~17世紀の木組みや石壁の家々が連なり、窓枠の見事な彫刻や職業を表す昔ながらの看板が目を楽しませてくれる。
Riquewihr
開催日 | 2012年12月1~23日 |
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セレスタ
クリスマスツリーの販売が、初めて記述されたのは1521年のこと。それがセレスタにある「人文図書館」に大切に保管されている。
自然愛好家にとっての天国であるル・グラン・リエ地域、アルザスの守護聖女オディーユの名を冠した格式ある巡礼地と知られるサント・オディーユ山、オー・クニグスブール城、また道沿いに小さな要塞都市が並ぶ有名なアルザスワイン・ルートなど、アルザス中央部に位置する樅の木の里は、他にはない景観や土地がいくつもある。
Selestat
開催日 | 2012年12月3~24日 |
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ヌフ・ブリサッハ
ヌフ・ブリサッハ町には、ルイ14世に仕えた軍事建築家、ヴォーバンが築いたブザンソンの稜堡式要塞があり、「ヴォーバンの防衛施設群」として、ユネスコ世界遺産に登録されている。
Neuf Brisach
開催日 | 2012年11月30日,12月1, 2日 |
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ミュールーズ
ミュルーズ周辺は、かつて織物業で栄えた地域だ。その土地柄、クリスマスの時期になると特別な布地が織られ、手作業で染色された布地が、様々な仕立てとなってクリスマスマーケットに登場する。こうした布地が見られるのはここだけ。これらの布地は、市内の飾りつけなどにも使用されている。アルザス土産にぴったりな小物やプレゼントに最適だ。
Mulhouse
開催日 | 2012年11月24日~12月28日 |
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エギスハイム
エギスハイムは、法王レオ9世を輩出した、静かな城下町。保存状態が非常に良いエギスアイムの民家は、城をぐるりと三重に囲むように築かれ、城壁の役目を果たしていた。
Eguisheim
開催日 | 2012年11月24, 25, 30日, 12月1~23日 |
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