カーニュのルノワール美術館が新装オープン
カーニュ・シュル・メールの「コレット荘」は、1908年から画家のピエール=オーギュスト・ルノワールが妻と3人の子とともに暮らし、ロダン、ボナール、マティス、モディリアーニも訪れたアトリエ。
ルノワールは1919年に78歳で生涯を閉じるまで、夏は妻の生まれ故郷であるシャンパーニュ地方のエッソワで、冬は暖かい南仏のカーニュを拠点としていた。このコレット荘でルノワールは、関節リューマチと闘いながら、オリーブの庭を臨むアトリエで風景、肖像、裸婦、彫刻、静物などの製作に取り組んだ。
同館は改装のため約1年半に亘り休館となっていたが、この夏に改装工事が完了。2013年7月26日より一般公開されている。巨匠が暮らした当時の様子の再現された同美術館では、14点のオリジナルの絵画、使用していた調度品などのほか、新たに17点の石膏彫刻も展示されている。なお、高台のオード・カーニュ地区にあるグリマルディ城と合わせての見学がお勧めだ。
Musée Renoir
開館時間 |
〔6~9月〕:10:00~13:00、14:00~18:00 (庭は10:00~18:00)
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入場料 |
EUR 6.00
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住所 |
Chemin des Collettes (centre ville), Cagnes-sur-Mer |
ウェブサイト |
(写真はイメージです)
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