スリル満点、標高3千メートル級シャモニーのガラス張り展望台が完成
2013年12月、フレンチ・アルプスにあるミディ針峰(標高3,842メートル)に、3年間の研究と工事を経て全面ガラス張りの展望台が誕生した。谷間のリゾート、シャモニー・モンブランとの標高差は3000メートルに迫り、足元には1000メートルの空間が広がるこの展望台はオープン以来、今年一番のスリルを求める観光客の間で話題となっている。
展望台の名称にもなっている「Le pas dans le vide」はフランス語で「空中への一歩」という意味で、36センチの厚さのガラスの上に勇気を出して一歩踏み出すと、素晴らしい山々の景色と共に鳥肌が立つようなスリル感が全身を駆け巡る。
このガラスは最大風速60メートル、摂氏60度の高温にも耐えられる安全性を兼ね備えているが、快適にそのゾクゾク感を楽しんでもらえるようにとの配慮から、現在展望台は1回につき4名づつ入場するシステムとなっている。
展望台へはシャモニーの中心部にあるロープウエイを利用し、約20分でミディ針峰に到着する。それに展望台での時間を考慮すると、往復で2~3時間を見積もっておくと良いだろう。また、注意点としては、展望台の周りの寒さに十分耐えうる服装と日焼け止め、それにサングラスを持参すると良い。但し、3歳以下の幼児、高所恐怖症や眩暈がする人には向かないアトラクションであることも理解しておきたい。
Office de Tourisme de Chamonix
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(動画はイメージです)
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