会期終了まであとわずか「ニキ・ド・サンファルの大回顧展」
父はフランス人、母はアメリカ人。これら二つの国をバックグラウンドをもつ芸術家、ニキ・ド・サンファル。パリのグラン・パレで現在、ここ20年で最大規模となるニキの回顧展が開催されている。
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2,000平方メートルの会場には、テーマに沿って年代順にニキの作品を紹介する鑑賞コースを設置。絵画や色鮮やかな彫刻はもちろん、ファッションモデルとして活躍したこともある、ニキ自らの作品について語ったビデオも観られる。さらに、ニキが手がけた公共スペースの建造物についても、模型を通じてその作品を知ることができる他、グラン・パレのエントランス前には噴水の彫刻作品も展示されています。
ニキ・ド・サンファルの名で知られるマリー=アニエス・ファル・ド・サンファルは1930年、ニューヨークの良家に生まれた。ファッションモデルになったあと独学で絵画を学び、1961年に「ヌーヴォー・レアリスム 」に参加。「射撃絵画」を実践している。これはオブジェや絵具入りの袋をボードに取り付け、銃で撃つというニキ独自のセンセーショナルな表現方法であった。その後、ニキはフェミニズムに関心を寄せ、ふくよかな体つきの女性を表現したカラフルの彫刻作品「ナナ」のシリーズを通じ、女性というテーマを探求しつづけている。この「ニキ・ド・サンファル大回顧展」は、来月2月2日まで開催されてる。
Niki de Saint Phalle
会期 |
2015年2月2日まで |
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会場 |
グラン・パレ |
ウェブサイト |
(動画はイメージです)
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