フランス、今夏の観光業再開へ(新型コロナウィルス関連)

2020年07月02日 掲載

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フランス観光開発機構は6月25日、新型コロナウィルス(Covid-19)に関し、同国内および欧州での衛生状況が改善されていることを受け、欧州委員会の提言に従って6月15日(スペインは6月22日)より域内の国境制限(陸路、空路、海路)をすべて解除した。これにより欧州域内の国からは、新型コロナウィルス対策として設けられた国境での制限を一切課されず、フランス本土へ入境が可能となった。ただし、英国からの渡航者は相互主義(レシプロシティ)により、フランス到着後の14日間の隔離措置が継続される。

フランスはさらに7月1日以降、シェンゲン協定域外の第三国との国境を、各国との衛生状況を鑑みながら段階的(個別)に再開するとしている。


<2020年6月22日以降>

フランス政府は6月22日、ウィルスが未だ活発である海外領土のマイヨットとギアナを除くフランス全土にて施行される、夏季に向けた新たな制限解除の内容を発表している。

  • フランス全土で映画館、カジノ、ゲームセンターの営業再開許可(再開には衛生上の配慮が求められる)
  • コロニー・ド・ヴァカンス(長期休暇期間に児童が過ごす林間・海浜学校)での児童の受入れ再開

<2020年7月11日以降>(フランス本土における衛生上の緊急事態宣言の終了後)

  • 河川クルーズの運行を許可
    欧州の複数国の港に寄港する海洋クルーズは、省令で定められた定員以内の船舶であれば、関係国との調整において今後の運行再開が決められる。

  • スタジアムおよび競馬場は、5,000人内の規模であれば観客を入れられるようになる。
    劇場など1,500人を超える集まりは届出の対象となり、必要な配慮がとられることを保証しなければならない。

  • 大規模イベント、スタジアム、劇場における集客人数の上限(5,000人)引き上げは、原則として9月1日まで継続。7月中旬にフランス国内での新たな疫学調査が実施され、8月下旬に制限緩和が可能か決定される。

<2020年9月1日以降>

 新たに出される疫学状況の評価に応じて、新年度(秋)スタート時に以下の緩和が行われる。

  • フェア、展示会、見本市会場の再開
  • 5,000人を超える規模のイベントの認可
  • 疫学状況の評価次第でディスコ、国際海洋クルーズが再開


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