世界最古の醸造所「ヴァイエンシュテファン」が来日記念イベントを開催

2018年09月11日 掲載

このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - 世界最古の醸造所「ヴァイエンシュテファン」が来日記念イベントを開催
Share on Facebook
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
Share on FriendFeed




イベントの様子

虎ノ門 ホップで行われたビールイベントの様子



「ヴァイエンシュテファン醸造所」は南ドイツバイエルン州、ミュンヘン郊外の小都市フライジングにあるビール醸造所。創業は1040年で、現存する世界最古の醸造所として国内外で知られている。

今回、そのヴァイエンシュテファン醸造所の輸出部長をしているマークス・エングレットさんが来日し、その歴史と同社が醸造している味わい深い、自社ビールの品質の高さをアピールした。


Weihenstephan_08

ヴァイエンシュテファン醸造所の紹介をする輸出部長のマークス・エングレットさん



マークスさんのお話によると、ヴァイエンシュテファン醸造所はミュンヘン国際空港からミュンヘン市内で鉄道で移動する途中にあり、旅行者にもたいへん便利なロケーションだそうだ。

ヴァイエンシュテファン醸造所の大きな特徴は、その歴史はもちろん、醸造専門の大学校を併設していることが挙げられるだろう。ここでは単なるビールビジネスだけでなく、後世へのビール醸造文化の継承にも力を入れている。さらに芸術専門大学校もあり、世界に名だたるフロリスト養成所としても知られている。


ヘーフェ・ヴァイツェン

酵母が生きた無濾過の「ヘーフェ・ヴァイツェン」



そうした歴史とユニークな特性を持つヴァイエンシュテファン醸造所のビールは世界各国に輸出され、その量も年々増加傾向にある。米国やヨーロッパの隣国に比べるとマーケットはまだまだ小さいものの、すでに6種類のビールが輸入され、日本国内で楽しめる。

中でも自慢は「ヘーフェ・ヴァイツェン」。ヴァイツェンは小麦麦芽を50%以上使ったドイツの伝統的な白ビールだが、「ヘーフェ」はドイツ語で酵母を意味し、無濾過の生きた酵母と小麦が織り成す柔らかな口当たりと、芳醇な香りが大きな特徴となっている。


Weihenstephan_03

ドイツのビール煮込み料理は絶品



日本人には、ドイツ料理というと「=ソーセージ」というイメージから抜け出せない節があるが、もろもとバラバラの国が一つになったドイツは郷土料理の宝庫。バイエルンも然りで、ユニークな伝統料理が数多く存在する。

ヴァイエンシュテファン醸造所は見学(予約制)にも対応しているが、敷地内にはレストランやビアガーデンを併設されており、醸造所内で造り立てビールをバイエルンの伝統料理(インターナショナルメニューもあり)と一緒に味わうこともできる。

レストランは朝10時から深夜0時まで営業している。到着時、帰国前に途中下車をして、ドイツ伝統の味覚を楽しんでみるのはいかがだろう。晴れた日にはテラスで、バイエルン地方の豊かな田園風景を眺めながらのビールも気持ち良さそうだ。

Bayerische Staatsbrauerei Weihenstephan

ウェブサイト

http://www.brauerei-weihenstephan.de


関連記事

    None Found

新着記事


このページの先頭へ