クリスマスといえばドイツ!宮廷都市ドレスデンの「シュトレン祭り」を体験する
ドレスデン伝統の「クリストシュトレン」
ライフルーツやナッツを生地に練り込み、表面に砂糖をまぶしたドレスデン発祥のドイツ風クリスマスケーキ「クリストシュトレン」が、文献に登場したのは1474年のこと。かつては断食の期間に食するものであったが、現在ではクリスマスに欠かせない楽しみとなっている。ドイツでは待降節(アドヴェント)の季節に、薄くスライスして少しずつ食べる習慣がある。
そうした伝統の味を何世紀にもわたり守り続けるドレスデンのパン職人や菓子職人たちが巨大なクリストシュトレンを作り、ドレスデンの街中を馬車に載せて練り歩く。シュトレンの長さは3.64メートルあり、幅は1.75メートル、高さは98センチにおよぶ。このシュトレンを焼くためには、460キロのバターと276キロの砂糖、210万粒ものレーズン、そして923キロもの小麦粉が使われるというから驚きだ。
このパレードの終点は、世界最古と謳われるクリスマスマーケット「シュトリーツェルマルクト」の会場。パレードが終わるとドレスデン市長の音頭のもと、ミス・シュトレンや職人がこれまた巨大な1.2メートルもあるナイフで切り分け、袋単位で販売される。
Dresdner Stollenfest
開催日 |
2018年12月8日 |
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開催地 |
ドレスデン旧市街 |
ウェブサイト |
http://www.striezelmarkt.org/hoehepunkte/dresdner-stollenfest.html |
(写真はイメージです)
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