イタリア60番目の世界遺産に「アッピア旧街道」が登録

2024年08月27日 掲載

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Via Appia

新たに世界遺産に登録された「アッピア街道」
画像提供:ENIT



新たにイタリアの世界遺産に加わった「アッピア街道」は、古代ローマ人が建設した街道の中で最も古く、かつ重要な道。「街道の女王」という異名を持つ。

紀元前312年に検閲官アッピオ・クラウディオ・チエコ(アッピウス・クラウディウス・カエクス)により、首都ローマからカプア(カンパニア州)まで敷設。さらにブリンディシ(プーリア州)まで延長された。後に「アッピア新街道」の敷設を受け、それと区別ができるよう「アッピア旧街道」とも呼ばれている。



Via Appia. Regina Viarum Patrimonio UNESCO - Il Promo
(配信元:MiC_Italia/YouTube)




当初は軍事・戦略的な道として計画され、アジアに向かって敷設されたが、後に沿道の都市の発展へとつながり、新たな集落も出現。農業生産と貿易を促進した。

出発点となるローマの街道沿いには、キリストの足跡が残る「ドミネ・クオ・バディス教会」、街道沿いに残された遺構の中で最大規模を誇る古代ローマの墓廟「チェチリア・メテッラの墓」、500万人の遺体が葬られたとされる地下墓所「カタコンベ」など、見学可能な重要な遺跡が残っている。

これらの遺跡の見学チケットは、以下の「アッピア旧街道考古学公園公式ウェブサイト」からも事前購入できる。

Il parco archeologico dell'Appia Antica

URL

https://www.parcoarcheologicoappiaantica.it/

情報提供:ENIT Tokyo


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