夏のモナコの風物詩「モンテカルロ・サマー・フェスティバル」
毎年数多くのビッグアーティストを迎えて繰り広げられる「モンテカルロ・スポルティング・サマーフェスティバル」は、モナコの夏最大のイベント。伝統を重んじつつも時代とともに進化を続け、その目は未来へも向けられている。
第43回目となる2017年も、バラエティに富んだアーティストが登場。そのオープニングは、「レッド・ツェッペリン」や「ブラック・サバス」「ユーライア・ヒープ」と共に1970年代の4大ハードロックバンドの一つに数えられているロック界のレジェンド「ディープ・パープル」と、2005年にロックの殿堂入りしたクリッシー・ハインドが率いるイギリスのバンド「ザ・プリテンダーズ」が飾る。
また、フェスティバル期間中に開催されるモナコ公室主催の「赤十字の舞踏会」には、パリの女性シンガー・ソングライターによるソロ・ユニット「クリスティン・アンド・ザ・クィーンズ」が出演。世界進出も果たしているユニットで、彼女の活躍ぶりにはマドンナやエルトン・ジョンも賛辞を送っている。2016年には、BBCが選ぶ100人の女性のひとり「“BBC’s 100 Women」にも選ばれた。
会場は、ル・スポルティング・モンテカルロ内の「サル・デ・ゼトワール」と「オペラ・ガルニエ・モンテカルロ」。後者のオペラ・ガルニエでは、「ジェラール・ドパルデュー」のコンサートや、ミュージカル『キューティーブロンド』(LEGALLY BLONDE)が上演される。
2017年プログラム
その他の注目アーティスト
◆ 7月26・27日/ジェラール・ドパルデュ(Gérard Depardieu)
フランスの俳優。16歳からパリで演劇の勉強を始め、1965年に映画デビューした。以後、多くの賞を獲得。大柄だが繊細な演技にも定評があり、ジャン・ギャバンの後継者として名高い。
◆ 7月29日/ジョージ・ベンソン(GEORGE BENSON)
アメリカ合衆国出身のギタリスト、歌手。ジャズ・フュージョン界のスーパースターで、10回のグラミー賞に輝く。彼が奏でるギターの音色と歌声は世界を魅了し、74歳になった今でもクリエイティブな活動を続けている。
◆ 8月4日/アンドレア・ボチェッリ(ANDREA BOCELLI)
イタリアを代表するテノール歌手。世界三大テノールのひとり「ルチアーノ・パヴァロッティ」と、イタリアを代表するロック&ポップス歌手の「ズッケロ」に見出され1994年にデビューした。2006年に行われたトリノオリンピックの閉会式では『Because We Believe』を歌い、世界中の観客にその美声を披露。また、その翌年の2007年にはロンドンで行われたダイアナ妃追悼コンサートで、ミュージカル『オペラ座の怪人』を歌うなど幅広い活動を行っている。過去に4回来日している。
◆ 8月7日/エロス・ラマゾッティ(EROS RAMAZZOTTI)
イタリアのシンガー・ソングライター。本国イタリアのみならず、ヨーロッパを中心とした世界各国で人気を誇り、これまでに5,000万枚以上のレコードを全世界で売り上げている。1983年にサンレモ音楽祭で見い出され、1990年にアメリカへ進出。1997年には、数々のヒット曲の再アレンジと、8月4日にコンサートを行うアンドレア・ボチェッリ、そしてティナ・ターナーとのデュエット2曲が収録された企画アルバム『Eros』を発表など、数多くの大物アーティストとの共演も行っている。
◆ 8月15日/レナート・ゼロ(RENATO ZERO)
イタリアのシンガー・ソングライター、プロデューサー、ダンサー、俳優。早くから音楽、ダンス、演劇に興味を持ち、1973年にファーストアルバム「No! Mamma no!」を発表。前代未聞のサウンドは、瞬く間に世間から注目され成功を収めた。その後も約500曲、30枚以上のアルバムを発売し、イタリアのベストセラーミュージシャンに名を連ねる。ファーストアルバムの成功から50年以上経った今も、イタリアの音楽界とアートシーンに功績を残し続けている。
Monte-Carlo Sporting Summer Festival 2017
ディナーショー |
ディナー 20:30~ / コンサート 22:30~(20:00開場) |
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スタンディングコンサート |
20:30~ (19:30開場) |
オペラガルニエ |
20:30~ (20:00開場) |
ドレスコード |
ディナーショー:ジャケットを着用 |
年齢制限 |
サル・デ・ゼトワール:7歳未満の来場は不可 |
予約 |
https://www.montecarlolive.com/monte-carlo-sporting- |
(写真はイメージです)