本場スペインで<とっておきのタパス>が味わえる12のエリア

2020年02月27日 掲載

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スペインの「タパス」は、オーダーしたドリンクに無料で付いてくるのが一般的だが、店舗によってはわずかな追加料金で出されたり、メニューの一部になったより手の込んだタパスもある。


スペイン政府観光局イチオシの「タパススポット 12」


① マドリード「ラ・ラティーナ地区」

マドリードで最も伝統的なこの地区の「カバ・バハ」や「カバ・アルタ」「ウミジャデロス」などの通りには、昔ながらのバルが点在している。

マドリードの定番中定番タパスと言えば、フライドポテトのブラバソースかけた「パタタス・ブラバス」。その他の定番タパスには「ジャガイモのトルティーヤ」や「コロッケ」「オリーブ」「熟成チーズ」「キャセロール」がある。


② バルセロナ「サン・ジョアン通り」

バルセロナのトレンディーなエリア。バルセロナのタパスと言えば「ポブレ・セック」や「サン・アントニ」が一般的だが、最近は一口サイズの新感覚タパスも楽しめる。


エンサラディーヤ

ロシア風ポテトサラダ「エンサラディージャ」(当編集部 撮影)



最も人気があるのは、ロシア風ポテトサラダ「エンサラディージャ」。その他にも肉詰めコロッケ「ラス・ボンバス」といった伝統的なものから、一口サイズのサンドウィッチ、タパスにした高級料理、フェラン・アドリアの評価の高い料理まで、その味わいはさまざま。


③ サン・セバスティアン「ラ・プエルタ・ビエハ」

サン・セバスティアンでは、「ピンチョス」と呼ばれているタパス。このエリアには様々なピンチョス・ルートがあるが、出発点に選びたいのがドノスティア。旧市街を歩きながら、地元産の青唐辛子の酢漬けをアンチョビで巻いて、オリーブと串に刺した「ヒルダ」などの伝統的なピンチョスから、クリエイティブなピンチョスを味わってみよう!


④ ビルバオ旧市街

「ピンチョスの地」といえば、バスク地方。ビルバオのいたる所で味わえるピンチョスだが、定番は旧市街に行って通りを歩きながら、「イカリング揚げ」「ムール貝」「キノコ」「タラ」「トルティージャ」などをつまむのが、定番スタイルとなっている。


⑤ グラナダ「アルハンブラの街」

アルハンブラのタパスは、ドリンクに無料で付いてくるのが一般的で、「揚げ魚」「モロッコ風串焼き」「スペインソーセージのミニサンドウィッチ」、そして「パタタスブラバス」や「パタタスアイオリ」が定番。
タパスはグラナダのどこでも楽しめるが、観光ついでに楽しむなら大聖堂の周辺やナバス通り、サン・マテオ通り、エルビラ通り、ヌエバ広場、カンピロ広場などがお勧め。


パタタス・ブラバス

フライドポテトにアイオリソースをからめた定番タパス「パタタスアイオリ」(当編集部 撮影)




⑥ セビーリャ歴史地区

セビーリャで外せないタパスと言えば、特に夏にお勧めの「ガスパチョ」と「パパス・アリニャス」や、「フラメンコの卵」、アンダルシア特製シチューの「オックステール」、イベリコ豚ベースの「カリジャーダ」、地元の人に習ってフォークやナイフを使わずにパンを手に取って味わってみたい「プリンガ」や「魚のマリネ」など。
セビーリャ観光案内所では、一番人気のタパスが楽しめる場所を紹介している。


⑦ バレンシア「ルサファ地区」

バレンシアで最もトレンディなエリア。テラス席のあるのタパスバルをハシゴする人がよく見られる。
バレンシアでは「イカのグリル」や「アンチョビのピクルス」「タラのコロッケ」「テジナ」というハマグリの一種や「バレンシア産ムール貝」などの貝や魚を塩漬けにした「海の幸のタパス」が定番。


⑧ レオン「ウメド地区」

レオンでタパスを楽しむなら「ウミド地区」へ。多くのバルで、ドリンクを注文するとタパスが無料で付いてくる。
サン・マルティン広場内にあるバル「Miche」のイカのフライ、「La Bicha」のモルシージャソーセージ、「Latino」のイカや、「El Flechazo」のパプリカ風ポテト、「La Alpargata」のコホヌドスとオレハス、「El Garbanzo Negro」の「ティグレス」がレオンで人気のタパス。


tapas segovia

バルでドリンクを注文すると付いてくる「タパス」(当編集部 撮影)



⑨ バリャドリード「タパスルート」

毎年11月に<スペイン最高峰のタパス?をミシュランのスターシェフが選ぶ全国タパスコンテストが開催されているバリャドリード。この町では「レチャソ・タージ・マハル」や「イカサンドイッチのオブラート包み」「ティグレトストン」など、いくつかの受賞タパスが試せる。


⑩ サラマンカ「マヨール広場とその周辺」

大学都市のサラマンカにもタパス込みの料金でドリンク類が楽しめるバルがたくさんあり、あらゆる種類のタパスが味わえるが、ハムやソーセージ、もしくは豚ロース肉を詰めたパン「オルナソ」や、「モルシージャとソーセージ」「モルノス串」「臓物の煮込み」「豚鼻の煮込み」、肉のシチューとラムのキャセロール「チャンファイナ」、カリカリの小麦の上に盛られたロシア風サラダ「ラス・パロマス」などの特徴的なタパスがある。


⑪ ログローニョ「ラウレル通り」

ラ・リオハの美食が楽しめる通り。2メートルごとにバルがあり、アスパラガスをはじめルリチシャ、ピーマンなどの特産物やジャガイモを煮込んだ「ラ・リオハ風煮込み」や「子羊の炭火焼」など、手の込んだタパスが味わえる。この通り以外にも、アボルノス、サン・アグスティンや、トラベシア・デ・ラウレル周辺にタパスバルがある。
もちろん、有名なラ・リオハワインはいつでも味わえる。


⑫ サラゴサ「エル・トゥボ地区」

細い通りに「コロッケ」や「アンチョビ」「パンくず炒め」「マッシュルーム」「エンパナディージャス」など、美味しいタパスを提供するバルが密集するエリア。それぞれの店のカウンターを覗けば、どんなタパスを出しているか一目でわかる。

様々なタパスを味わうため、いくつかのバルをハシゴする慣習があり、エステバネス通り、リベルタ通りとその周辺では、食事の時間帯、特に日暮れ時に多くの人で賑わう。エストゥディオス通り周辺にある「ラ・マグダレナ」では、毎週木曜日にプロモーションが行われている。

情報提供:スペイン政府観光局


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