クイーンの世界が体感できる記念館が、モントルーにオープン
1973年のデビュー以来、発表したアルバムとシングルのセールスは3億枚を超える人気ロックグループの「クィーン」。
カリスマボーカルとして知られるフレディ・マーキュリー(1946-1991)が、スイス南西部にある湖畔の町モントルーと出合ったのは1978年のこと。美しい風景と雰囲気に魅せられたフレディは、1979年にアパートとレコーディング・スタジオを購入した。
クイーンがオーナーだった「マウンテン・スタジオ」では、1995年までに7枚のアルバムがリリース。フレディが死の間際まで制作を続けた最後のアルバム『メイド・イン・ヘブン』のカバージャケットには、フレディが愛したモントルーから望むレマン湖の写真が使用されている。
カジノ・ド・モントルーの中にある「マウンテン・スタジオ」は、デビット・ボウイ、ザ・ローリング・ストーンズ、イエス、デュラン・デュラン、スティング、フィル・コリンズ、ブライアン・フェリー、マイケル・ジャクソン、レッド・ツェッペリン、マイルス・デイビス、エラ・フィッツジェラルド、UB40、ディープパープルなど、多くの有名アーティストがレコーディングした伝説のスタジオとして知られている。
また、1975年からは「モントルー・ジャズフェスティバル」の会場の一つとして、歴代のライブCDも収録されている。
このスタジオは、カジノ・ド・モントルーのリニューアルに伴い惜しまれながら閉鎖されたが、その際に取り壊されたと思われていたレコーディング・スタジオは、カジノ内にそのまま残されていた。
そこで、クイーンのデビューから40周年を迎えた2013年12月2日、カジノ・バリエール・モントルー財団の全面的な協力を受け、全世界のHIV感染者・エイズ患者の支援のために設立された「フレディ・マーキュリー基金」が運営する特別記念館「クイーン:スタジオ・エクスペリエンス・モントルー」が、カジノ内にオープンした。
ここには、クイーンが使用していた当時のまま残されたコントロールルームに、レコーディングで使われていたネーヴのミキシング・コンソールを戻し当時を再現。そこに、数々の貴重な写真、メンバーの愛用品の数々が展示されている。
数多くの世界的な名曲が誕生してきた伝説の舞台。クイーンのファンならずとも訪れてみたい新スポットだ。
Queen : The Studio Experience Montreux
入場料 |
入場無料 |
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住所 |
Casino Barrière de Montreux, Rue du Théâtre 9, 1820 Montreux |
ウェブサイト |
(動画はイメージです)
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