構想から約15年の時を経て「チャップリン・ミュージアム」が誕生!
スイスを愛し、晩年をヴヴェイ郊外コルシエで暮らした喜劇王、チャーリー・チャップリン。その終焉の地には、チャップリンが没する1977年まで暮らした邸宅「マノワール・ド・バン」がある。2016年4月17日、ここに構想から約15年の時を経て、チャップリンの世界を紹介するミュージアム「チャップリン・ワールド」が誕生した。
1840年にヴヴェイ出身の建築家、フィリップ・フラネルによって建てられた「マノワール・ド・バン」は、新古典主義様式の重厚でエレガントな建造物で、国の文化財にも認定されている。
建物は、外観も内観もチャップリンが暮らした往時のままの雰囲気を残しながら、チャップリンの人生や暮らしを紹介する展示館に改修。約500平方メートルになる展示スペースには、チャップリンが自伝や脚本などを書いた書斎や、家族と過ごしたリビングルームやダイニングルームなどが、そのままの姿で残されている。
また、2階には数々の写真を通して、チャップリンがアインシュタインや長年の友人であったチャーチル元首相など、様々な人たちとの出会いを見ることができる。一方、邸宅の横には新館の「スタジオ」が建設され、チャーリー・チャップリンというアーティストを通してみる映画の世界が紹介されている。
2016年5月17日には庭園の一角に、伝統的な農家の家を改築したレストラン「ザ・トランプ」もオープン。出演作品の中で、レストランや食卓を囲む人々のシーンが多かったチャップリンの好きなものが、ぎっしりと詰まった場所となっている。
木のテーブルやカウンターなど心地よいカフェと、映画『モダン・タイムス』の有名な工場シーンをイメージしたブラッスリーがあり、朝食から軽食、チャップリンをテーマにしたランチ、夜には本格的なディナーがここで楽しめる。ランチ、ディナーともに、以下のウェブサイトで予約を受け付けている。
CHAPLIN'S WORLD™
ウェブサイト |
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(動画はイメージです)
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