今秋、イスタンブールに世界最大の新空港がオープン
ターキッシュ エアラインズは去る19日、都内のホテルでメディアラウンドテーブルおよびバルカンワークショップを開催した。
第1部のメディアラウンドテーブルでは、トルコ共和国特命全権大使のハサン・ムラット・メルジャン閣下が登壇し、トルコと日本との親交について語られた他、1985年のイラン・イラク戦争の最中にテヘランに取り残され、当時のトルコ航空で救出された日本人215名のひとりである沼田準一氏が登壇し、当時の様子を語った。
その後、来日したターキッシュ エアラインズの副社長であるトゥンジャイ・エミンオールが挨拶。同社のビジネスの現状および展望にふれ、羽田便の就航や現在運休となっている関西国際空港路線の復活への意欲を示した。治安の問題で一時的な落ち込みをみせていた搭乗者数も、ここ1年の平均搭乗率は93%台にまで回復し、5月には使用機材を現在のA333-300型機からさらに大きなB777-300ER型機の導入を予定しているという。
さらに東京支社旅客営業部の堀直美部長が、2018年10月に開港を予定しているイスタンブール新空港の概要を発表。現国際線ターミナルのあるアタチュルク空港の北、黒海側にオープンするこの新空港の最大収容人数はなんと2億人。現在、世界最大といわれる米アトランタ空港のほぼ倍の規模となる。
モスクをイメージした広々としたターミナル内には、充実したレストランやカフェ、Duty Freeなどの商業施設も充実。同社が胸を張るラウンジは、現在の4倍近い2万2000平方メートルに拡大される。新空港のオープン後は、現在稼働中のアタチュルク空港とサビハ・ギョクチェン空港は閉鎖。空港コードは、アタチュルク空港で使用されている「IST」が引き継がれる見通しだが、新空港の名称はまだ決定していないという。
ターキッシュ エアラインズは例年、このメディア・ラウンドテーブルに合わせて同社が乗り入れる地域の商談会を旅行会社向けに催しているが、2017年に引き続き今年もバルカン半島に焦点を当てた「バルカン・ワークショップ」を開催。2017年は12団体ほどであったが、今年は9ヶ国から19団体の出展があり、大盛況のうちに幕を閉じた。
Turkish Airlines
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