イスタンブールで人気のストリートフード10選
地理的、文化的、歴史的にも魅力的なイスタンブールは、多様なストリートフード文化が楽しめることでも人気の都市。時を越え、様々な文化が融合するイスタンブールの食の魅力は、ミシュランガイドで星を獲得した優れたレストランだけに留まらず、都市全体に様々な形で広がっている。
ドネル
イスタンブールで最も有名なストリートフードといえば、今や世界的な定番料理となった「ドネル」。平たいパンに青菜やトマト、玉ねぎ、グリルした肉などを挟んだサンドイッチ。おやつというよりも食事に近い感覚で、レストランではメインディッシュとしても味わえるドネル・ケバブは、イスタンブールのスルタンアフメット、エミノニュ、ベシクタシュ、ウスキュダルといった歴史的な地区を中心に味わえる。ドネルは、羊肉だけでなく、牛肉や鶏肉、羊肉と牛肉をミックスして作られることもある。
スィミット
画像提供：トルコ共和国大使館・文化広報参事官室
胡麻が香ばしい、カリっとした、トルコの朝食にも欠かせない温かなビーガン料理。トルコで生まれたリング状のロールパンの一種で、焼く前に糖蜜でコーティングし、ゴマをまぶしたものが一般的（出典：オックスフォード英語辞典）」で、パン屋やレストランだけでなく、街角に立つ真っ赤な屋台でも売られ、イスタンブールではどこでも出会える。
ミディエ・ドルマ（ムール貝の詰め物）
「ムール貝の詰め物」は、イスタンブルをはじめ、トルコの海岸沿いのどの都市でも非常に人気があります。ムール貝の殻に盛られたこの料理は、ムール貝、米、玉ねぎ、塩、沢山のスパイスを混ぜたものに、新鮮なレモン汁をかけて手で食べるのが特徴です。ムール貝の詰め物はレストランでも注文できますが、専門店で小さなトレーに乗せて売られているのが一般的です。一個ずつ売られていますが、何個も食べたくなること間違いなし。特に、ベイオール、カラキョイ、カドゥキョイ、ウスキュダルといったイスタンブルの有名な地区では、このたまらない味を楽しむことができます。
ココレチ
トルコならではのおやつ、「ココレチ」はイスタンブルの屋台で沢山目にするストリートフードです。スパイスを使わないココレチもありますが、スパイス入り、スパイス無しどちらを選んでも、ココレチを食べずにイスタンブルを去るわけにはいきません。
ケスターネ
イスタンブールに秋の訪れを告げる「焼き栗」。美味しくてヘルシーな焼き栗は、冷えた手やお腹を温めてくれる。イスタンブールの名産品でもあり、イスティクラル通り、バーダット通り、バハリエ通りなど、ほぼすべての賑やかな通りで売られている。
クンピル（ベイクドポテト）
画像提供：トルコ共和国大使館・文化広報参事官室
オーブンで焼いた巨大なジャガイモに、バターやカシャールチーズをはじめ、ソーセージや茹でたトウモロコシ、オリーブやピクルスなど、好みに応じた様々なトッピングで味わえる屋台グルメ。屋台は至る所に立つが、中でもオルタキョイ地区はその激戦区として知られている。
バルック・エキメッキ（サバサンド）
日本では「サバサンド」の呼び名でお馴染みの、シンプルながら満足感ある伝統的な屋台料理。カリカリのパンの上にグリルした魚、新鮮な野菜、オニオンをのせた温かなこのサンドイッチは多くのエリアで売られているが、この伝統的なトルコ料理を味わうなら海辺で食べるのが一番！
ボレッキ（ペストリー）
手作りのフィロ生地にチーズやほうれん草、ひき肉やジャガイモなどを詰めたペストリー。トルコで最も人気のある料理で、各地にオリジナルの名物ボレッキがある。イスタンブールで有名なのは、サルイェル地区のボレッキ。プレーンなものから、ひき肉、チーズ、ジャガイモ、ほうれん草を使ったものまで様々あり、一度食べたらやみつきになること間違いなし。
タヴックル・ピラフ（チキンライス）
プレーンライスやひよこ豆入りライスの上に、ゆでたチキンのスライスをのせた、ボリュームたっぷりのチキンライス。移動式の屋台で売られていて、その場で食べることも、持ち帰ることもできる。ピクルスや、トルコの伝統的なヨーグルト飲料「アイラン」と一緒に食べるのが一般的。
トゥルシュスユ（ピクルスジュース）
画像提供：トルコ共和国大使館・文化広報参事官室
塩辛く、味がしっかりとしたピクルスジュースは、最も健康的な飲み物。細かく刻んだピクルスと一緒に小さなグラスで提供される。何世紀にも渡りイスタンブールに伝わるジュースで、プロバイオティクスが豊富に含まれている。イスタンブルのバザールや市場に出ている移動販売車から簡単に購入できる。
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