2013年以降の注目映画、抑えておきたい英国のロケ地

2013年03月01日 掲載

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Les Miserable

去る2月25日、世界最大規模の映画の祭典「第85回アカデミー賞」の授賞式が華々しく行われたが、2013年のオスカーを記念し、新作映画やテレビ番組のスクリーンに今後登場する英国のロケ地をピックアップ。どのオスカー候補が英国のどこで撮影されたのか、ここだけのあまり知られていないロケ地情報をご紹介しよう。


~ 2013年とそれ以降のおさえておきたい映画 ~

カルテット!人生のオペラハウス


引退したオペラ歌手の老後を描いたこの映画は、バッキンガムシャーにあるヘザーハウス&パークでロケが行われた。キャストのマギー・スミス、マイケル・ガンボン、ビリー・コノリー、ポーリーン・コリンズと同様、ロケ地の美しさもe映画に華を添えている。また、ジョージアン・カントリー・ハウスは、年に一度の住人たちのベルディ・コンサート会場として使用された。

アイ・ギブ・イット・ア・イヤー(原題)


あるカップルの結婚1年目の試練と苦悩を明るく描いたブリティッシュ・ロマンチック・コメディ映画。主演は英国俳優のレイフ・スパルとオーストラリアの女優ローズ・バーン、『フォー・ウェディング』や『ブリジット・ジョーンズの日記』『ノッティングヒル』を手がけた会社がプロデュースした。ロンドンのウエストエンドの魅力がたっぷり詰まったこの作品では、笑いを誘う典型的な英国のエキセントリック・ユーモアにも注目したい。

アバウト・タイム(原題)


コーンウォールからウエストエンドまで、真実の愛を求める時代を超えたSFロマンチック・コメディ映画。ロンドンのノッティングヒルなどリチャード・カーティス映画で人気になったエリアで撮影が行われた。特に有名なポートベロー・ロード・マーケットは散策にお勧めだ。主演はレイチェル・マクアダムス、ビル・ナイティー、トム・ホーランダー。

ダイアナ(原題)


多くの人の心にポジティブで、そして深いインパクトを与えたダイアナ元妃。作品では同妃が人権活動家として過ごした晩年の2年間に焦点があけられている。ダイアナを演じたのはナオミ・ワッツ。撮影中、ロンドンの有名なジャズバーであるロニー・スコッツやイースト・サセックスにある美しい崖ビーチー・ヘッドなど、英国各地でその姿が目撃されている。

ワイルド・スピード6


豪華でエネルギッシュなシリーズの最新作はロンドンで展開。グラスゴー、スコットランド、サリーの他、ロンドン郊外でもロケが行われた。車好きの人なら、ニュー・フォレストにあるナショナル・モーターミュージアムも要チェック。ここには『007スカイフォール』で使用された車や『ハリー・ポッターと秘密の部屋』に登場したウィーズリー家の空飛ぶフォード・アングリアが展示されている。

ガールズ・ナイト・アウト(原題)


1945年のVEデーの夜、バッキンガム宮殿を出てお忍びでの外出を許されたマーガレット王女とエリザベス王女の姉妹が、そこで危険とロマンスに出会う。王室にちなむ土地の多い英国だが、プリンセスの生活を味わってみたいなら、ケンブリッジ公爵夫妻が近く住む予定のケンジントン宮殿とヘンリー8世ゆかりのハンプトン・コートへ。

ジャックと天空の巨人


『赤ずきん』『スノー・ホワイト・アンド・ザ・ハンツマン』に続くおとぎ話の大作。英国の民話「ジャックと豆の木」を元にしたこの作品は、サリーの田舎で撮影された。巨人の国からプリンセスを救うジャックの冒険の舞台には、美しいノーウィッチ大聖堂が登場。主演はユアン・マクレガーとビル・ナイティー、そしてニコラス・ホルト。

ザ・ワールズ・エンド


幼なじみ(『ショーン・オブ・ザ・デッド』と『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!』のサイモン・ペッグとニック・フォレスト、それに『ホビット思いがけない冒険』のマーティン・フリーマン)が集まり地元でパブ巡りをしようとしたシーンは、ハートフォードシャーのウェルウィン・ガーデン・シティで撮影された。『ショーン・オブ・ザ・デッド』や『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!』同様、エドガー・ライト監督の映画ではイングリッシュ・パブが重要な役割を果たしている。英国のパブについてもっと知りたい方は、英国政府観光庁のウェブサイトを参照。

ドン・ヘミングウェイ


12年間の刑務所生活の後に借りを返すため、ロンドンの街に戻って来た悪名高き金庫破りのドン・ヘミングウェイをジュード・ローが演じている。リチャード・E・グラントも主演するロンドンが舞台のこのブラック・コメディは、ケント州のチャサム・ヒストリック・ドックヤードで撮影された。

ワールド・ウォー・Z(原題)


ゾンビの感染拡大を阻止するため時間と運命に挑むUN職員を、ブラッド・ピットが演じるこの作品。撮影はコーニッシュ海岸やイングランドのジュラシック・コーストの南にある素晴らしいルルワース・コーヴから、グラスゴーの活気あふれるスコティッシュ・シティからロンドンまで、英国全土で行なわれた。映画には王立空軍基地も登場する。

ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(原題)


歌を作ることで自身の心の病を乗り越えてきたイブという少女を描いた『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』は、スコットランドのグラスゴーを舞台にしたミュージカル映画。

ノット・アナザー・ハッピー・エンディング(原題)


苦悩する出版者が成功の鍵として見つけた作家が行き詰まった時、事態を改善しない限り彼のキャリアがおしまいだということに気づく。リバーサイド・ミュージアムやケルビングローブ・アート・ギャラリー&ミュージアムがあるスコットランドのグラスゴーが舞台のラブストーリーだ。

ブリジット・ジョーンズズ・ベイビー(原題)


40歳になったブリジット・ジョーンズが、スクリーンに帰ってくる。レニー・ゼルウェガー、コリン・ファース、ヒュー・グラントなど、お馴染みの人気俳優らがユーモアたっぷりに演じるこの作品には前作同様、ロンドンと英国の人気スポットが登場。バラマーケット )、インスティチュート・オブ・コンテンポラリー・アート (www.ica.org.uk)、ケンジントン・ガーデン () などが、ブリジットのロンドンとして描かれている。

パディントン ベア


大人気のマイケル・ボンドの絵本を映画化したこのアニメーションは、ロンドンのパディントン駅で出会ったおしゃべりなクマと仲良くなった英国の男の子の物語。プロデューサーは『ハリー・ポッター』シリーズで知られるデイビッド・ハイマン氏。パディントン駅は、ハイド・パークリージェンツ・カナル といったロンドンの人気スポットの近くにある。

シルバー・ゴースト(原題)


英国が誇るロールスロイス・ブランドを生み出したチャールズ・ロールとヘンリー・ロイスの素敵な物語と、それにまつわるビューリー・ファミリーの愛憎劇。ロンドンとナショナル・モーターミュージアムのあるイングランド南部のハンプシャーを舞台にした作品で、20世紀初頭の愛と自動車と争いを見事に描いている。モーターミュージアムはもちろん、美しいガーデンやビューリー・エステートにあるパレス・ハウスも必見だ。

オール・ユー・ニード・イズ・キル(原題)


2014年公開予定のこのブロックバスター・ムービーの撮影では、トム・クルーズがヘリコプターでロンドンのトラファルガー・スクエアに降り立った。トム・クルーズが演じるのは、エイリアンと戦うソルジャー。彼は戦死してしまうが時間のループにはまり、戦死直前の時間に戻ってくる現象に陥る。同作品ではこの怪現象を何度も繰り返しながら成長していく主人公の姿が描かれている。トラファルガー・スクエアはネルソン記念碑のある場所。ナショナル・ギャラリーと並ぶロンドン観光の目玉となっている。


英国政府観光庁の無料アプリ「ブリティッシュ・フィルム・ロケーション」をダウンロードして、英国映画のロケ地を検索!
『ブリジット・ジョーンズ』の日記から『ブレイブハート』まで、たくさんのロケ地情報を入手できる。
英国外での映画公開日はこちらを参照。なお、映画のタイトル、キャスト、ロケ地などの情報は、映画公開前に変更される場合があるので注意が必要だ。

情報提供:英国政府観光庁

画像・動画:(C) Universal Pictures


(写真はイメージです)

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