今明かされるあの戦艦ローズマリー号の秘密!

2013年04月30日 掲載

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Mary Rose Museum

5月31日にオープンする「マリー・ローズ博物館」



2013年5月31日、ポーツマス・ドックヤードにあの沈没船、マリー・ローズ号をフューチャーした「マリー・ローズ博物館」が、ネルソン艦隊の旗艦「HMSビクトリー」や現在の英国王室海軍「ロイヤル・ネービー」を擁する艦群から目と鼻の先にオープンする。
このドックヤードがあるのは500年前、まさにマリー・ローズ号が造船された場所。また、マリー・ローズ号が沈没の437年後の1982年にソレント海峡で引き上げられれてから、今年は30周年という節目の年にも当たる。
このマリー・ローズ博物館は、世界的にも珍しいチューダー朝時代を垣間見ることのできる貴重な博物館であると同時に、16世紀に造船された戦艦としては世界で唯一の展示物となっていることからすでに注目を浴びている。

1545年7月19日、「ソレントの戦い」でフランス軍艦隊による侵攻への迎撃を指揮していたヘンリー8世の目の前で沈んだマリー・ローズ号。この沈没により全ての時が止まった同戦艦だが、今回の物語はそこから始まる。
マリー・ローズ号の探索と引き上げは、これまで行われてきた沈没船の引き上げ作業の中でも世界的にみて大規模な作業となったが、海に眠っていた同戦艦からはすでに19,000点におよぶ遺物が引き上げられ、そのうちの数千点が同博物館でマリー・ローズ号との再会を果たした。これらの所蔵品は当時の人々に寄生していたノミから巨大な銃までに及び、それらは海底か引き上げられた後、最先端の技術を取り入れた慎重な保全処理が進められている。

このマリー・ローズ博物館は、同戦艦の艦体を取り囲むように建てられている。館棟は繊細に仕上げられた木製の「宝石箱」を模しており、戦艦はその中心に位置している。そして、同艦体に並行してその両側に設けられたギャラリーは、どの場所でもそれぞれ対応する艦のデッキと同じ高さで接続。また、沈没の直前にデッキの各部分がどのような様子だったのかイメージできるように、遺物が展示されている。

ポーツマス・ドックヤードは、毎年7万人以上の子供たちが訪れる人気のスポットとなっている。そこで、同館ではファミリー向けに体験型のアトラクションを多数用意。また、複製された遺品に触れたり、コスチュームをまとった通訳によるスペシャルな実演なども予定されている。

The Mary Rose Museum - Opening on 31st May 2013

開館時間

10:00~17:00 (4~10月のみ ~17:30)

休館日

12/24~26

場所

ポーツマス・ドックヤード

ウェブサイト

http://www.maryrose.org

情報提供:英国政府観光庁

画像・動画:(C) Portico Marketing


(写真はイメージです)

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