2014年はシェイクスピア生誕450周年

2014年01月10日 掲載

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CGI showing interior of The Sam Wanamaker from the Lower Gallery. Designs by Allies + Morrison

サム・ワナメイカー劇場(CG)



シェイクスピアにとって、ロンドンでの生活は刺激に満ちたものだったという。グローブ座のあるロンドンのサウス・バンクでは、シェイクスピアの世界に足を踏み入れてみよう。

シェイクスピア劇を上演していた侍従長一座は1599年にグローブ座を建てましたが、その建物は1613年に火災で焼失。
現在あるグローブ座は、元のグローブ座があったところから750メートル離れた場所に建てられている。グローブ座での観劇は、瞬時にエリザベス朝時代の世界へと誘ってくれる。
当時、チケットが買えない貧しい人々は、1ペニーで舞台のすぐ下の平土間に立って観劇していた。こうした客は「グラウンドリング」と呼ばれ、現在も£5支払えばグラウンドリングになることができる。

2014年1月、グローブ座がサム・ワナメイカー劇場をオープン。ジェームス朝時代の屋内劇場の再興で、シェイクスピアのグローブ座再興に大きな役割を果たしたアメリカ人俳優で映画監督サム・ワナメイカーに因んでこう名づけられた。オープニング・シーズンにはオペラ、演劇、キャンドル・ライトでのコンサートなどが予定されており、シェイクスピアと同時代に存在した劇作家たちの新たなホームになると期待されている。
また、2012年にはイースト・ロンドンで16世紀の劇場の一部が発掘され、現在そこに250席の屋外型ホール建設が計画されている。オープンは2015年となる見込みで、今から目が離せない注目のスポットとなっている。

シェイクスピアの誕生と死に関する詳細な記録は残されていないが、シェイクスピアの誕生日と亡くなった日は同じ4月23日であると言われている。2016年は、シェイクスピア没後400周年に当たる。こうした背景もあってか現在、映画『マクベス』の制作が進められている。ドラマティックな風景と荒涼とした城のあるスコットランドが、その舞台だという。
アカデミー賞に輝いた映画『恋に落ちたシェイクスピア』のエンディングは、グウィネス・パルトロー演じるヴィオラが美しい砂浜に足跡を残しながら次第に遠ざかって行くシーンだったが、この場面はイングランド東海岸部の北ノーフォークのホーカム海岸で撮影された。映画ファンなら、こうした場所を訪れてみるのも良いだろう。

また、マンチェスターのジョン・ライランズ図書館では、シェイクスピアの14行詩集の初版が閲覧できる。建築物としても素晴らしいこの図書館には15世紀の魔女の魔術についての記事や、既存では最古のあらゆる言語で書かれた新約聖書も所蔵されている。その他の見どころについては、以下のウェブサイトを参照。
 
 

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Shakespear's England

ウェブサイト

http://shakespeares-england.co.uk

情報提供:英国政府観光庁

画像・動画:(C) VisitBritain - Britain on View


(写真はイメージです)

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