さらに魅力的になるクイーン・エリザベス・オリンピックパーク
春の訪れを祝うかのように、クイーン・エリザベス・オリンピックパークの南側に新たな緑地が完成する。4月5日以降にイーストロンドンのストラットフォードを訪れると、絵画のように美しいパークランドや、世界的に有名な景観建築家らがデザインした噴水や水路を目にすることだろう。
子どもたちが砂場や巨大な噴水、クライミングができる壁などの遊具が揃ったプレイグラウンドで遊んでいる間に、2012年のロンドンオリンピックや自然と生物の多様性、教育、アート&カルチャーといったテーマで構成された新たな4つのインタラクティブ・トレイルの散策も楽しめる。
4月5日にはまた、英国で一番背の高い彫刻アルセロール・ミッタル・オービット(高さ114.5メートル)をはじめとする25のアートも一般公開される。このアルセロール・ミッタル・オービットには、高さ76メートルと80メートルの2ヶ所に設置された展望台へと伸びるらせん状の通路があり、これらの展望台からはオリンピック・スタジアムやパーク、さらにユニークな角度からロンドンの有名なスカイラインが望める。
パークランド南側とアルセロール・ミッタル・オービットのオープンは、2012年のロンドンオリンピックとパラリンピックのアイコンとなったワールドクラスのスポーツ施設の魅力を、さらに高めてくれる。建築家であるザハ・ハディッドが手がけた壮観なアクアティック・センターでは、水球やシンクロナイズド・スイミング、飛び込み、トライアスロン、潜水といった幅広い種類の競技などが行われる。
リー・ヴァレー・ヴェロパークも、このオリンピックパークのアイコニックな施設の一つといえる。6,000人収容可能なこの自転車競技場には、ヴェロドロームの他にも全長1.6キロの照明付きロードサイクル・サーキット、改築を終えた照明付きオリンピックBMXトラック、そして全長8キロのマウンテンバイク・トレイルがあり、トラックサイクリングやロードレース、BMXやマウンテンバイクの4種目が一つの場所で楽しめる世界初の施設となっている。
パークの北側とコパー・ボックス・アリーナは2013年7月にオープン済みで、コパー・ボックス・アリーナはジムやバドミントン場として、またスポーツ観戦会場として活用されている。その一方、景観が美しいパークランドの北側では芝生や川辺の湿地帯を散策したり、子どもたちがタンブリング・ベイのプレイグラウンドで遊んだりと、市民の憩いの場となっている。
昨年の夏にはここでコンサートやフェスティバル、スポーツイベントなどが開催された。なお、リー・ヴァレー・ホッケー&テニスセンターは、2014年5月のオープンを予定している。
Queen Elizabeth Olympic Park
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(写真はイメージです)
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