英国で最も偉大な庭師、ケイパビリティ・ブラウン生誕300周年
ランスロット・ケイパビリティ・ブラウン(1716~1783)は、北イングランドの「チャッツワース・ハウス」からオックスフォード郊外にあるウィンストン・チャーチル卿が生まれた「ブレナム宮殿」まで、170にもおよぶ英国屈指のカントリーハウスやエステートの庭園を手掛けたことで有名な英国の造園家である。
「英国で最も偉大な庭師」とも称され、イングランド各地に現在も点在するケイパビリティ・ブラウンの庭園では、その長閑な美しい庭園でゆったりと寛ぐ人々の姿が見られる。2016年は、そのケイパビリティ・ブラウンの生誕から300年という節目の年に当たる。
そうした魅力に溢れるイングランドのカントリーサイドへの観光を活性化し、さらに知名度を上げるため、英国の多様性に富んだ景観を世界に向けてアピールするキャンペーン「カントリーサイドはGREAT」の一環として、イングランドは今年「イヤー・オブ・イングリッシュ・ガーデン」として、ケイパビリティ・ブラウンの生誕300周年を祝う。
「イングランド観光週間」の支援者でもあるプリンス・オブ・ウェールズ(チャールズ皇太子)はこの程、この「イヤー・オブ・イングリッシュ・ガーデン」に際してビデオメッセージを公開。その中で「イングランドにある素晴らしい風景式庭園の多くは、今や他では類をみない美しさを称えており、カントリーサイドの生活に欠かせないものになっている。」と述べられた。
さらに複数地域に及んだ洪水被害に関して、現地コミュニティーが団結していることを称賛し、「『カントリーサイドはGREAT』のキャンペーンが、この美しい地域に人々を引きつけ滞在してもらう機会を生み出し、重要な地域ビジネスを支えていることを喜ばしく思っている。」とのお言葉も寄せている。
Year of the English Garden 2016
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