[London 2012] 開会式の世界を英国で体験

2012年08月01日 掲載

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舞台となった「グラストンベリーの丘」
かつて神殿があったこの場所は、英国の人々の聖地にもなっている



世界中で10億人以上の人々が観たとされる五輪「ロンドン2012」の開会式。そこで表現されていたのは、今でも体験可能な英国そのものだった。そこで旅のアイデアとして、それらの世界が体験できるスポットをいくつか紹介することにしよう。


英国の田園風景


オープニングでは、英国の田園風景が再現されていたが、これはグラストンベリーのサマーセット村からインスピレーションを得て製作された。
実際の丘には、15世紀に建てられた教会の塔が建っており イングランドで最もスピリチュアルな場所の1つとして知られている。また、ここからドーセットやウィルトシャー、ウェールズが望める。なお、舞台に再現された丘の上に1本の樹が植えられていたが、あれは「オークの木」。家具の製作に使われるなど、英国人の生活に密着した樹木となっている。


フェスティバル


お祭りの場面では、ウィンチェスター生まれでかつてイートン校の学生でもあったフォーク歌手、フランク・ターナーが英国のお祭りのシーズンを盛り上げ、丘の上で歌った。
2012年はこれから「Vフェスティバル」と「ストラマー・オブ・ラブ」が開催される予定で、いずれにもフランク・ターナーが出演する。
その他にもチェックしておきたいのが、ウェールズで新たに開催される小規模の音楽フェス「フェスティバル No.6」。さらには、古くから親しまれてきたイベントには、ワイト島で開催される「ベスティバル」がある。こちらにはスティービー・ワンダーとニュー・オーダーが出演する。


コテージ


「コテージが気になった」という人は、隠れ家的なコテージに宿泊してみるのはどうだろうか。
灯台守のコテージなどが ルーラル・リトリートのウェブサイトでも予約できる。ナショナル・トラストの施設に宿泊するのも楽しい。また、樹上にあるツリーハウスに泊まってみるのも、思い出に残る経験となることだろう。


産業革命の世界


開会式では田園地帯の牧歌的な風景が、そびえ立つ煙突に姿を変え、英国の産業革命が紹介された。工業都市であるマンチェスター、バーミンガム、リヴァプールは最近、英国で最も人気のある観光地として、それぞれ3、4、5位にランクインしている。
その1つ、マンチェスター・ユナイテッドの「オールド・トラフォード」や、新たにオープンした「国立サッカー博物館」のあるマンチェスターは、サッカーファンを惹きつけてやまないディスティネーションとなった。また、バーミンガムには、最先端のショッピングセンター「ブルリング」がある。その他、世界遺産の町リヴァプールでは、10月に英国最大の現代芸術フェスティバル「リヴァプール・ビエンナーレ」が開催されている。


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