森トラスト、沖縄に「ヒルトン」とアジア発のタイムシェア・リゾートを開発

更新日: 2017年11月14日

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約60年にわたり都心部の大型複合開発や主要リゾート地でのホテル&リゾート事業を行う大手ディベロッパー「森トラスト」が13日、世界各地でホテル事業を展開する「ヒルトン」との契約を締結させ、沖縄県の瀬底島に新たな複合宿泊施設の建設に取り組むことを発表した。

森トラストが取得した約100万坪の広大な敷地に「ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ」を2020年に、アジア初のタイムシェア・リゾートとなる「ヒルトン・グランド・バケーション」を2021年に開業する。森トラストが施設の開発を担当し、ヒルトン・ホテル&リゾーツは約300室を有する瀬底リゾート(仮称)を運営、ヒルトン・グランド・バケーションズが132室のタイムシェア・リゾートを所有・運営する。これは、森トラストとヒルトン・グランド・バケーションズにとって初めての提携となる。


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「ヒルトン」ブランドと締結した瀬底島のリゾート開発を発表する森トラスト代表取締役社長 伊達美和子氏



伊達社長の発表によると、その背景にあるのが「インバウンド需要の創出による地方創生への貢献」。沖縄は近年、急速な観光客の伸び率を示しており、2016年に沖縄を訪れた観光客の数は過去最高となる861万人。うち国内が前年比6%増の653万人で、3割にあたる208万人が外国人観光客となっている(出典:沖縄県)。これはハワイを年間に訪れる観光客数に追いつく勢いで、数年後にはハワイを抜くと見られている。沖縄県は、2021年までに1200万人の観光客の誘致を目標としている。

その一方、観光収入で比較すると、沖縄はハワイのわずか3分の1の6500億円にとどまっているのが現状だ。これは絶対的な宿泊施設の不足と、ハワイの平均滞在日数が8.99日であるのに対し、実態調査から算出した沖縄の平均滞在日数は3.75日にとどまっていることが一因と森トラストは分析した。森トラストが沖縄のリゾート開発に意欲を示し、動き始めたのが2015年のこと。開発予定地もスムーズに入手でき、今後は「アジアでナンバーワンのビーチリゾート沖縄」の実現に貢献したい、としている。


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ヒルトン・グランド・バケーションズ社長 兼 最高経営責任者のマーク・ワン氏



今回締結を結んだヒルトン・グランド・バケーションズが展開する「タイムシェア・システム」は、1週間単位でリゾートの所有権を販売。オーナーが、それぞれのニーズに合った滞在型のバケーションを楽しめる。所有権の種類は「固定週」と「浮動週」「オンシーズン」「オフシーズン」などいくつかあり、個々のニーズに応じて広々としたリビングルームと寝室、フルキッチンなどで構成された部屋の所有権を購入できる。高級感溢れる各部屋はキッチン完備で、専用プールといったリゾート内の全施設が利用できるという。

登壇したヒルトン・グランド・バケーションズ社長 兼 最高経営責任者のマーク・ワンは、「瀬底島のヒルトン・グランド・バケーションズ・クラブは、日本はもとより当社がアジアで初めて発表するプロジェクト。沖縄でも特に美しい眺望を誇る瀬底島に、素晴らしいリゾートを提供できることを大変うれしく思う。」とコメントした。


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ヒルトン アジア太平洋地域 プレジデントのマーティン・リンク氏



一方、ヒルトン・ホテルズ&リゾーツが運営する「ヒルトン沖縄瀬底リゾート」(仮称)は、全室からオーシャンビューが望めるリゾートホテル。2つのレストランとラウンジやバー、チャペル、会議室、屋外・屋内プール、スパ、フィットネス施設、ビーチハウスなどの施設が完備される予定だ。現在ヒルトンが日本で運営するホテルと、すでに発表したパイプラインを含む計16軒のホテルに追加される。

同リゾートの発表についてヒルトン アジア太平洋地域 プレジデントのマーティン・リンク氏は、「沖縄でのヒルトンの存在を単に強めるだけでなく、当社の日本における積極的な開発戦略と力強い運営実績、そして沖縄への更なるコミットメントを表すものである」とコメント。さらに本記者発表の会場ともなった同社のブランドホテル「コンラッド東京」の成功をもって築き上げた森トラストとの強い関係を、沖縄でも継続できると歓迎した。


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手つかずの豊かな自然に恵まれた瀬底島



今回の締結により開発が進められる瀬底島は、沖縄本島の西側にある3平方キロメートルからなる小さな離島。県北部にある多くの観光地や手つかずの自然、美しいビーチなどにも気軽にアクセスできるほか、800メートルに渡るビーチでシュノーケリングやジェットスキーなどのマリンスポーツが楽しめる。だが、今回の記者発表では、そうした瀬底島の美しい環境を未来へとつなぐ「サスティナビリティ」などを意識した取り組みなど、開発の具体的な内容が示されるには至らなかった。

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