世界最大級の光と音楽・アイデアの祭典「ビビッド・シドニー」が開幕

2018年05月29日 掲載

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「ビビッド・シドニー」は、2018年で10周年を迎えるオーストラリア最大となる光と音楽、そしてアイデアの祭典。開幕を告げる「ライトオン」の瞬間、人々の目は世界的に有名なシドニー・オペラハウスのセイル照明に集まった。


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(c) Destination NSW



今年は受賞歴のあるオーストラリア人アーティストのジョナザン・ザワダ氏が制作した幻想的なデジタル彫刻を展開。開催期間中はバランガルーやチャッツウッド、サーキュラーキー、ロックス、ダーリングハーバー、キングズクロス、シドニー王立植物園、タロンガ動物園、初のルナパーク「シドニー9地区」がきらめく。


主なプログラム

ビビッド・ライト


毎晩18時(チャッツウッドとタロンガ動物園は17時30分)に点灯し、建造物やオープンスペースが魅力的なアート・プロジェクションとインタラクティブ・インスタレーションのキャンバスとなる。

  • オーストラリアの有名アーティストが、シドニー・オペラハウスのセイルを「メタマセマジカル」に転換する。オーストラリアの環境にヒントを得た動的なデジタル・シリーズである。

  • 2018年は「ルナパーク地区」でも初めて大掛かりな光のショーが展開され、シドニーハーバーで最高級、かつ最前列の観覧席を提供する。

  • カスタムハウスの正面に、メイ・ギブス氏の愛すべきキャラクター「スナグルポットとカドルパイ」が登場。オーストアリアのブッシュを抜ける楽しい冒険で発刊100周年を祝う。

  • バランガローでは、身長6メートルの巨大な発光生物がウオーターフロントに沿って歩く。光と音の演劇的展示「境界の時間」での交流あり。

  • タロンガ動物園では、体長20メートルのポートジャクソンネコザメ「PJ」や巨大な9メートルのオオトカゲ、ウィーディーシードラゴン、セアカゴケグモが登場する。


ビビッド・ミュージック


脈打つサウンドトラックを祭典を提供する「ビビッド・ミュージック」。国内外の現代アーティストたちが、市内各所で公演を行う。

  • 5月26日、オーストラリアのフューチャー・ソウル・グループ、ハイエイタス・カイヨーテが、シティー・リサイタルホールでジャズからソウル、ファンクやヒップホップ、エレクトロニカまでの独特なミックスを披露する。ドレイクやケンドリック・ラマー、チャンス・ザ・ラッパーが見習った理由を見せる。

  • 若いオーストラリアの歌うセンセーション。ルエルが、シドニーのアイコニックなメトロシアターで初の単独トップ公演を行う。

  • 6月7日、エンモアシアターに仮装舞踏会ロックショー「ハートのときめき」が登場。バズ・ラーマンの「ロミオ+ジュリエット」のサウンドトラックが復活する。

  • 6月9日、米国のテレビドラマ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」のビッグ・ブー役リア・デラリアが、シティー・リサイタルホールで「ビビッド・ジャズ・シリーズ」の一部となるミュージカルコメディー、およびジャズショーにて、鋭いウィットと色気のある歌声を披露する。

  • 5月29日と30日には、ソランジュやアイスキューブの国際的アイコンとして知られる元シルヴァーチェアーのリーダー、ダニエル・ジョーンズと、「エンパイア・オブ・ザ・サン」のルーク・スティールによる待望のエレクトロポップ・コラボの「ドリームス」を展開する。また、6月11日から13日にはカリフォルニア・ドリームのポップカルト・デュオ、マジー・スターがトレードマークのサイケ調ギターと魅力的なボーカルが、オーストラリアでの初演を飾って「ビビッド・ライブ」は閉幕する。

ビビッド・アイデア


オーストラリアで最も示唆に富む会話は、技術、科学、アート、デザイン、文化の先駆者が集まるフォーラムやワークショップを通じて、新しいアイデアを探り、斬新な思考を啓発するアジェンダをめぐるもの。今年度はジェームズ・キャメロン氏が主役を務め、満員の観衆を前に講演を行う。

  • 6月3日、未来学者でゲーム開発者ジェイン・マクゴニガル氏と人工知能(AI)専門家のクリティ・シャルマ氏がチームを組んで、最新のAI、仮想現実(VR)、ゲームについて掘り下げる。われわれが技術によって、どのような社会を生み出すのかを討議する。

  • 6月3日、NASAジェット推進研究所(JPL)のビジュアル戦略家で「Museum of Awe」共同創設者のダン・グッズ氏が、博物館や宇宙空間で自分が見せたアートと科学の相互作用を探求する。

  • 6月6日、先駆的な環境活動家でサーフィンとスケートボードのアイコンでもあるペギー・オキ氏と、海洋生物学者でモデルのローラ・ウエルズ氏が、プラスチックとの戦いにおける海洋保護、情熱を行動に転換による変化の主体をテーマに語る。

  • 「デジタル人間と共存すると我々の生活はどうなるのか?」6月16日には専門家が、コンピューター生成のデジタル人間に加わり「ママ、私アバターと結婚できる?」と題し、デジタル人造人間と過ごす生活の倫理的、社会的意味を調査する。

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