ユナイテッド航空、成田空港から北極へ向かう「ファンタジーフライト」を開催
「ファンタジーフライト」は、ユナイテッド航空の社員ボランティアが世界中で35年以上にわたり実施しているチャリティイベントで、普段は飛行機に乗る機会がない病気を抱える子どもたちを、ユナイテッド航空が「北極(JOY)」行きのフライトへと招待。到着後、サンタクロースと会い、その助手たちとさまざまなアクティビティを楽しむというもの。
今年は、小児がんや重い病気と闘う子どもたちと、その家族を支援するNPO法人「シャイン・オン!キッズ」の子どもたち32名(兄弟姉妹も含む)が参加。子どもたちはこの日、受付でパスポート型のメモ帳と「北極」行きの搭乗券、さらに特製Tシャツを受け取り、パスポートに特別な出発スタンプを押して、出発ゲートへと向かった。
使用された機材はボーイング737-800型機。子どもたちとその家族は、飛行機の外でトナカイらが大きなクリスマスプレゼントを運ぶ様子を眺めながら、マクドナルドとゲートグルメから提供された機内食を楽んだ。また、コックピットでパイロットとの写真を撮影し、本物さながらの「北極」行きフライトを体験した。
降機後、「北極」への入国スタンプをもらうと、子どもたちはフェイスペイントや、本物のモミの木を使ったユナイテッドのDIYオーナメント作り、クッキーデコレーションなどのさまざまなアクティビティに参加。シャイン・オン!キッズの2頭のファシリティドッグ候補犬「トミー」と「ソラ」もお祝いに参加し、サンタクロースと一緒に子どもたちにそれぞれが希望するクリスマスプレゼントを渡して、子どもたちの願いを叶えた。
本イベントの開催を受け、ユナイテッド航空成田カスタマーサービスのマネージャーであり、同プロジェクトを担当する社員ボランティアチームの代表である村上直義氏は、ファンタジーフライトについて「世界中の空港とともに成田空港でユナイテッドのファンタジーフライトを祝うことができてとても嬉しく思います。病気と闘っている子どもたちの笑顔をたくさん見ることができて、とても感動しています。この特別なイベントの実施にあたり、成田空港会社をはじめとする多くの関係各社のご協力に心より感謝申し上げます。日本における良き企業市民として、今後もこのような社会貢献活動を続けていきたいと考えています」とのコメントを発表した。
2024年、ユナイテッド航空はクリーブランド、シカゴ・オヘア、デンバー、フォート・ローダーデール、グアム、ホノルル、ヒューストン・ブッシュ、ロンドン、ロサンゼルス、ニューアーク、サンフランシスコ、成田、ワシントン・ダレスの13の空港から、ファンタジーフライトを開催。より多くの子どもたちとその家族を運ぶ予定だ。
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