アリタリア‐イタリア航空、7月より日本路線発着便を再開
本同記者会見では、2020年春から延期となっていたローマと東京羽田を結ぶ新路線の就航も発表。同路線は東京オリンピック・パラリンピックの会期に合わせ、2021年は来る7月9日から9月8日までの運航が予定されている。
初便はローマ発が7月9日(AZ792便)で、東京発が7月11日(AZ793便)。期間中、最大で週5便体制での運航が予定されている。
会見の冒頭、ジョルジョ・スタラーチェ駐日イタリア大使は、「同アリタリア航空の航空機が再び日本の上空を飛行することに喜びを感じる」と挨拶。また、イタリア共和国保険大臣が2021年6月18日付で発令した欧州およびイタリアの規制緩和措置により、このローマ・フィウミチーノと東京羽田を結ぶ本便でイタリアに到着する乗客は「イタリア到着時の検疫義務が免除される」ことを強調。この措置は「長らく待ち望まれていたイタリアへの日本人観光客の再訪を促進するものである」とし、ビジネスにおいてもイタリアと日本の緊密な経済・商務関係が活発化することに期待感を表した。
ジョルジョ・スタラーチェ駐日イタリア大使はまた、イタリアではワクチン接種も順調に進んでおり、すでに国民の51%が1回目の接種を終えていることを紹介。イタリアが安全で安心な渡航先であると胸を張ると同時に、日本政府も早急にイタリアへの渡航規制勧告の基準と、イタリアおよび欧州からの入国基準を好意的に見直してくれることへの強く期待しているとと述べた。
その後、アリタリア航空アジア・太平洋地区を統括するマッシモ・アッレグリ支社長もが登壇し、この運航再開を喜ぶとともに、イタリア到着の48時間以内に受けたPCR検査の陰性証明書、もしくはワクチン接種の証明書の提出(いずれも英文)があれば、入国後2週間の自主隔離は免除されると発表した。
アリタリア航空が日本路線を初就航したのは1962年5月。今からちょうど60年前のローマ・オリンピック(1960年)から東京オリンピック(1964年)への理想的な引継ぎの時期にあったことから、「今回もまた、オリンピックが日伊両国とアリタリア航空を結び付けてくれる」と語っている。
最新の運航状況は、同社ウェブサイトを参照。なお、アリタリア航空はANAとのコードシェアにより、福岡、広島、名古屋、大阪、沖縄、札幌、仙台と東京を結ぶ国内路線が利用できる。
Alitalia
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