「ノルウェージャン プリマ」がヴェネツィアで進水 初クルーズは2022年夏に予定
この式典は伝統的な海事式典に則って行われ、ノルウェージャンクルーズライン(以下、NCL)のインターナショナルビジネスVPのイーモン・ファーリン氏と、フィンカンティエリ造船所ディレクターのアントニオ・クインターノ氏が、「ノルウェージャン プリマ」に記念コインをはめ込んだ。
今回の進水に先立ち、「ピータ」の愛称で知られるイタリア人ストリートアーティストのマニュエル・ディ・リタがデザインした船体アートを含む外部工事と塗装も完了。今後は内部施設や客室の整備が進められ、その後正式な引き渡しが行われる。
「ノルウェージャン プリマ」は、ほぼ10年ぶりの登場となる新クラス(プリマクラス)の最初のクルーズ船。船体は、全長294.1メートル、14万2,500総トン。ツイン利用で3,215名が乗船できる。ゲストファースト設計になっており、開放的なスペース、妥協を許さないデザイン、そしてブランド初となる様々な新体験が採用される。デッキスペースと客室スペースもゆとりをもった設計となっており、同時に多くのNCL初の設備が搭載される。
特徴的なのは、「オンダ バイ スカルペッタ」「ロス・ロボス」「ザ・ローカル バー&グリル」の3つのレストランが出店する4,087.7平方メートルの「オーシャンブルバード」。ふたつのインフィニティプールがある「インフィニティビーチ」や、まるで水の上を空中散歩しているかのような気分にさせてくれる2本のガラスの橋「オーシャンウォーク」といったユニーク体験を楽しみながら、海とつながることができる。また、11店舗から多彩なメニューが繰り出されるNCL初の高級オープンエア マーケットプレイス「インダルジ フードホール」も加わる。
また、客室には「船の中の船」と形容されるブランドで最も特別感のあるスイートルーム専用区画「ザ・ヘブン by ノルウェージャン」が、初めて船尾に導入される。これはスイートルームとパブリックエリアが8デッキにわたって展開されるもので、専用エレベーターでのアクセスとなる。
初クルーズは2022年夏
「ノルウェージャン プリマ」の初クルーズは、2022年の夏に予定されている。アムステルダム(オランダ)とコペンハーゲン(デンマーク)を起点に、美しいノルウェーのフィヨルドやバルト海を探訪(予定)。その後、サウサンプトンからスコットランドのシェトランド諸島、アイスランドのレイキャヴィーク(1泊)、ノバスコシアのハリファックスを経てニューヨークに至る12日間の大西洋横断クルーズに就く。
秋から冬にかけては、ニューヨーク、ガルベストン(テキサス)、マイアミ、オーランド(フロリダ州ポートカナベラル)発で、ベリーズにあるノルウェージャンのプライベートリゾート「ハーベストケイ」や、バハマにある同プライベートアイランド「グレートスターラップケイ」などの寄港地滞在重視のバミューダとカリブ海クルーズが催行される。
ノルウェージャンクルーズラインの詳細は、同社のウェブサイトを参照。
Norwegian Cruise Line
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