鉄道で巡るゲーテ街道

更新日 : 2014年07月01日

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ICE

ドイツの主要32都市に乗り入れている高速鉄道「ICE」 (C) レイルヨーロッパ・ジャパン



空港と駅が直結!ドイツ周遊旅行には全国にネットワークが広がる鉄道が便利


フランクフルト空港駅

ターミナルと直結するフランクフルト空港駅

東西南北、全国にバランス良くゲートウェイとなる空港があり、世界的にも発達した鉄道網を持つドイツ。主要な空港には高速鉄道ICE(インターシティ・エクスプレス)が乗り入れ、駅も空港ターミナルと直結。飛行機を降り入国したら、すぐに鉄道に乗り込み、近郊の都市や町までスムーズに移動できる。経済的で利便性が高く、しかも環境に優しい鉄道は、ドイツで最も便利な交通手段と言っても過言ではないだろう。

そこで、今回は2013年秋に成田から1日2便(ダブルデイリー)の運航を始めたターキッシュ・エアラインズを利用し、イスタンブール経由でドイツ東部の都市ライプツィヒへと飛び、そこから鉄道を利用してバロックの都ドレスデンから、ドイツ経済の中心都市フランクフルトまでを結ぶ観光街道「ゲーテ街道」を旅することにした。だがその前に、ここで少しドイツの鉄道事情について触れておくことにしよう。


ドイツ鉄道旅行の必須アイテム「ジャーマンレイルパス」


logo_german_Railpassドイツをお得に周遊するなら、用意したいのが「ジャーマンレイルパス」だ。
ジャーマンレイルパスは、ドイツ国内で利用可能な鉄道パス。1等と2等があり、4週間の中で3~7日もしくは10日間の選択した日数分、ドイツの国鉄(もしくはそれに相当する鉄道)網が乗り放題となる。さらにジャーマンレイルパスに付帯するクーポン「ジャーマンレイルパス エクステンション」を購入すれば、チェコやベルギー、オーストリアやイタリアなどにもパスを使って足を延ばすことができる。また、ジャーマンレイルパスには、2名以上で行動する際にお得な「ジャーマンレイルツインパス」や、25歳以下のユースのための「ジャーマンレイルユースパス」がある。

ジャーマンレイルパスの最大の魅力は、何と言っても座席予約なしでも高速鉄道ICEを利用ができることだろう。
他国にも同様のレイルパスがあり、高速鉄道の利用が認められているものもあるが、高速鉄道に関しては事前予約必須というのがほとんど。もちろんジャーマンレイルパスも、別途手数料(5ユーロ前後)を支払えば、駅の窓口や券売機で座席指定券を事前購入することができる。ICEに乗車する際は、ユーロスターやAVEのようなチェックインもない。

このツイン、ユースを含む「ジャーマンレイルパス」は、日本を出発する前にレイルヨーロッパ・ジャパンのウェブサイトで購入することができる。但し、ヨーロッパ・トルコ・ロシアに6ヶ月以上滞在している場合は、パスの購入ができないので注意したい。

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