ドイツ・ゲーテ街道

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「ロマンティック街道」や「メルヘン街道」など、有名な観光街道を有するドイツ。その一つ、ドイツ中央部を走る「ゲーテ街道」は、1990年のドイツ再統一により誕生した東西ドイツを結ぶ初めての観光街道である。
今年は、そのきっかけとなった1989年11月9日の「ベルリンの壁崩壊」から25年、2015年は「ドイツ再統一」から25周年を迎える。そこで旧東ドイツ領にスポットを当てながら、ドレスデンからフランクフルトまでこの街道を鉄道で旅してみよう。(2014年7月)


鉄道で巡るゲーテ街道 (1)

東西南北、全国にバランス良くゲートウェイとなる空港があり、世界的に見ても発達した鉄道網を持つドイツ。主要な空港には高速鉄道ICEが乗り入れ、駅も空港ターミナルと直結。飛行機を降り入国したら、すぐに列車に乗り込み… [続きを読む]


鉄道で巡るゲーテ街道 (2)

ドイツ各地をまんべんなく結んでいるドイツの鉄道網。しかも哲学を感じさせる洗練された設備に加え、ヨーロッパで最も優れた技術と快適性を備えた高速鉄道のICE(インターシティ・エクスプレス)が主要32都市に乗り入れ… [続きを読む]


旅の始まりはバロックの都ドレスデンから (1)

ベルリンの南180キロに位置するドレスデンは、ドイツ東部に広がるザクセン州の州都。この町を「この美しい場所そのものが、一つの信じがたい宝である」と称えた文豪ゲーテは、ドレスデンを7回訪れている。そうしたドレスデンには、ゲーテゆかりの… [続きを読む]


旅の始まりはバロックの都ドレスデンから (2)

アルテ・マイスター絵画館で、熱心にエッチングのコレクションを鑑賞していたゲーテ。その後、歌劇場に足を運びオペラを堪能していたという。だが、モーツァルトの『コジ・ファン・トゥッテ』は、あまり好みではなかったようで… [続きを読む]


音楽の街、ライプツィヒ (1)

ドレスデンからインターシティー(IC)に乗り牧歌的な風景を抜けると、1時間ほどで次の目的地、ライプツィヒへと到着する(REの場合は1時間36分所要)。ここはゲーテが学生時代を過ごした町。ゲーテはこの町にあるライプツィヒ大学で… [続きを読む]


音楽の街、ライプツィヒ (2)

バッハがトーマス教会の音楽監督として活躍し、メンデルスゾーンがライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の指揮者で音楽監督を務め、シューマンが交響曲『春』を作曲、そしてあのワーグナーが生まれたというライプツィヒは… [続きを読む]


ゲーテがシラーと出会った町、イエナ (1)

ライプツィヒから再びICEに乗り込み、緑豊かな車窓をぼんやり眺めていると、1時間ほどでイエナに到着する。停車駅の名前は「イエナ・パラディース」。この名の由来は駅に隣接したザーレ川の畔にある「パラディース」という… [続きを読む]


ゲーテがシラーと出会った町、イエナ (2)

ワイマール宮廷から距離を置くため、頻繁にイエナを訪れていたゲーテ。滞在期間は数週間から数ヶ月とまちまちであったが、その滞在日数を合計すると約5年にも及んだといわれている。イエナの豊かな自然に心癒やされたゲーテは… [続きを読む]


ゲーテ終焉の地、ワイマール (1)

知見を広げるため、ヨーロッパ各地を積極的に旅したゲーテ。だが、ゲーテの人生において、最も長い時間を過ごしたのがイエナの西20キロにあるワイマールである。ゲーテはワイマールについて、「これほど小さいにもかかわらず、… [続きを読む]


ゲーテ終焉の地、ワイマール (2)

フラウエンプラン1番地にあるバロック様式の邸宅(1709年建造)は、ゲーテが1782年から1832年に亡くなるまで暮らした家だ。邸宅には馬車が乗り入れできる位の幅の細い石畳の道があり、左右の建物がその道でリンクした形に… [続きを読む]


ゲーテがナポレオンに謁見したエアフルト (1)

ワイマールからレギオナルエクスプレス(RE)に乗り、およそ15分。742年に建都したエアフルトは、中世には商業そして大学都市として栄えた町だ。第二次世界大戦による被害も少なく、教会や修道院、ルネッサンス時代の建造物や… [続きを読む]


ゲーテがナポレオンに謁見したエアフルト (2)

ゲーテが初めてエアフルトを訪れたのは1765年、16歳の時であった。公私共に幾度となくエアフルトを訪れたゲーテは、この町を「チューリンゲンのローマ」と称している。1806年、そんなエアフルトにナポレオン軍が侵攻。ナポレオンは、かつて… [続きを読む]


世界遺産ヴァルトブルク城とアイゼナハ

エアフルトからICEでおよそ30分。周囲を城壁に囲まれたアイゼナハは、豊かな森に囲まれた人口4万3千人の小さな町。ドイツのほぼ中央に位置していることから、古くから交通の要衝として栄えてきた。J.S.バッハが生まれ、マルティン・ルターが… [続きを読む]


聖人が眠るバロックの町、フルダ (1)

アイゼナハから再びICEに乗り込みおよそ50分。するとチューリンゲン州を抜け、ヘッセン州の東部に位置するフルダへとやって来る。ここは旧東ドイツ領との国境の町。ゲーテ街道の旅もいよいよ終盤だ。フルダ市の人口は6万4千人… [続きを読む]


聖人が眠るバロックの町、フルダ (2)

ゲーテがフルダに初めてやって来たのは16歳の時。記録によると、その訪問回数は全部で12回におよぶ。そのためだろうか、フルダを紹介する資料やガイドブックなどで「ゲーテが愛したフルダ」という一文をよく目にする。もちろん、筆者自身もその話を… [続きを読む]


ゲーテの生まれ故郷、フランクフルト

フルダからICEで約1時間もすると、今回の旅の終着点となるフランクフルトに到着する。ドイツ連邦銀行や欧州中央銀行の本部、証券取引所などが置かれているフランクフルトは、ドイツのみならず、ヨーロッパ経済… [続きを読む]


【きまぐれ編集日誌】 春だ!GWだ!ドイツへ行こう!

夏になっても秋になっても終わらない?!きまぐれ編集日誌&取材こぼれ話 (取材期間:2014年4~5月/写真:ライプツィヒ大学パウリナー教会)


【関連記事/バックナンバー】 甦るバロックの都 ドレスデン

ドレスデンは、鉱山の富を元に華麗なバロック文化で栄えた街で、ザクセン選帝候。エルベ川を望むそのバロックの都は今、戦災から自由化の時代を経て再び甦りつつある。再興されたドレスデン、そしてその栄華を支えた鉱山の町を訪れてみた。(2008年3月掲載)


【関連記事/バックナンバー】 チューリンゲン州の歴史都市、ワイマールとアイゼナハ

ゲーテ街道の主要都市の一つであるワイマールは、人口6万4000人ほどの小さな町だ。「ドイツ古典主義の都」として世界遺産に登録されているワイマールは「知識人の巡礼地」と言われるほど、ドイツのみならず世界各国から文学、芸術、音楽など様々な分野の著名人が集まった。(2008年5月掲載)


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日本でもすっかりお馴染みになった「クリスマス・マーケット」。欧州でもこの時期、各地でクリスマス・マーケットが催されてるようになりましたが、その発祥となったのはドイツ・ザクセン州にあるドレスデンだということをご存じでしょうか。そう、ドレスデンはまさに“クリマの聖地”と言えるでしょう。(2012年12月掲載)




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