山だけじゃない! ユングフラウ地方の楽しみ方

更新日 : 2015年12月04日

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Schiffcatering-Thunersee

風光明媚なトゥーン湖クルーズもユングフラウ観光のハイライトの一つ


風光明媚なトゥーン湖でクルーズを楽しむ


トゥーン湖

ブラームスも眺めた夏のトゥーン湖

ゆったりと流れるアーレ川で繋がるコバルトブルーに輝くブリエンツ湖と、神秘的なエメラルドグリーンをしたトゥーン湖。この対照的な2つの湖に挟まれたインターラーケンでは、高台や山へ登らずとも、湖上からも美しいベルナーアルプスの眺望が楽しめる。

インターラーケンの西に広がるトゥーン湖は、作曲家のブラームスが避暑に訪れたことでも知られる、スイス屈指の湖畔のリゾート。
1886年から1888年までの夏を、友人で詩人のヴィトマンに勧められトゥーン湖畔で過ごしたブラームスは、ここで『チェロソナタ第2番 ヘ長調 作品99』や『ヴァイオリンソナタ第2番 イ長調 作品10』、『ヴァイオリンソナタ第3番ニ短調作品108』などを書き上げている。

夕暮れの太陽に輝く夏のトゥーン湖は、ブラームスも見てインスピレーションを受けた風景。湖畔には、王侯貴族の居城として中世に建てられた古城や教会、ブドウ畑が広がる丘やホテルが点在している。

シュピーツ

アルプスを臨む湖畔のリゾート、シュピーツ

湖上で爽やかな風を受けながら、アイガー、メンヒ、ユングフラウをはじめとするベルナーアルプスが望める「トゥーン湖クルーズ」は、山岳鉄道やブリエンツ湖クルーズと合わせ、夏のユングフラウ観光のハイライトの一つとなっている。

現在、このノスタルジックな外輪蒸気船でのクルーズを運航しているのはBLS社。その歴史は古く、ホテルのオーナーが蒸気船を注文し、特別クルーズを行った1835年の夏にまで遡る。そして、翌1836年にBLS社の前身となる汽船会社が、定期運航を開始した。

トゥーン湖のクルーズ船は、インターラーケン・ヴェスト駅裏にある船着場から出発する。トゥーンまでは途中シュピーツを経由し約2時間10分の船旅で、「スイストラベルパス」のホルダーは、乗船前に有効なパスを提示すれば無料(「ユーレイル グローバルパス」の場合は割引料金)で利用できる(注1)。そこでパスの特典を活用して、湖の最西端にあるトゥーンまで街歩きに出かけてみよう!


(注1) レイルパスの特典は変更される場合があるため、最新の特典は レイルヨーロッパジャパン の ウェブサイト、もしくは最寄りの代理店での確認を。



Schiffcatering-Thunersee-Interlaken-west      ships      cruise-staff

クルーズ船は、ヴェスト駅の裏手にある船着場から出発する(左)
個人所有のヨットもたくさん艇置されている(中央)
フレンドリーなクルーズ船のレストランスタッフ(右)



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