アドリア・アルペンの旅 ~クロアチアからスロヴェニアへ

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ZAGREB(ザグレブ)


人口100万人のクロアチア共和国の首都です。
市の説明として巧くまとまっているのは、JTBの「フリーダム・東ヨーロッパ自遊自在」の457頁(92年1月発行)の冒頭の説明である。鉄道の駅から北に街の中心が広がっている。

北西の高台にはフニクラー(写真左下)も架けられており、上町(Gornji Grad)と呼ばれ、クロアチアとザグレブの紋章が屋根に描かれている聖マルコ教会(写真右下)、市庁舎、国会議事堂等が集まっている。その東の丘がキャピトルで、大聖堂シュテファンス・ドームがある。

 


このドームは名前も同じウィーンのドームと屋根の模様などそっくりである。
この二つの丘に挟まれて南北に細長くカフェーやレストランが並んでおり、道一杯に椅子が並べられ、一日中コーヒー、ビール、ワインを飲む客で賑わっている。

この通りを南に出た所が共和国広場(写真左)で、ここから南へ駅まで広がっているのが下町(Donji Grad)である。

なお、冒頭の同じガイドブックの458頁にある大聖堂の説明「石造りの建物としては世界最高の高さ(108m)を誇るふたつの尖塔は」とあるが、これは事実と異なるので一言。私の調べではウルムのミュンスターの塔が161m,次がケルンのドームの157mで、決して世界一ではない。同じJTB出版によるポケット・ガイド・ブックも同じ間違いをしていたので気になった。


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