ヨーロッパはクリスマス・シーズンが面白い!
年越しと新年の祭り?
毛皮を着た魔物、巨大な木の枝で作ったお面をつけた魔物、杉の葉や木の実で身体中が覆われた魔物など土地によって様々だけど、自然と共に生きる山岳地帯の人々が今も踏襲している古代山岳宗教の名残なのね。
どの町や村でも魔物に扮するのは牧場関係者か農夫さんが主です。持ち上げるだけでも大変なカウベルを一日中ガラガラ鳴らしたり、体の前後に付けて揺らしながら踊ったり、とにかくメチャ強靱な身体がないととてもじゃないけど勤まらない重労働だから。
民家を一軒一軒まわりながら祝福のヨーデルを歌う静かな町もあれば、一晩中カウベルとムチの音が鳴り響く騒がしい町もある。膨らませた豚の膀胱で人を叩くなんて所もあるしね(叩かれた人には福が来るって!)。
とにかくクリスマスが「聖なる日」であるのに対し、こちらは祭りの色が濃く、結構騒ぐ人もいるのが特徴かな?