ヨーロッパはクリスマス・シーズンが面白い!
サンタクロースって誰?
日本で「サンタクロース」と言えば、トナカイ橇で北の国からプレゼントをしょってやって来る、真っ赤な服着た白いお髭の大柄なお爺さんを思い浮かべるよね?
でもこれは、日本がアメリカから輸入した商業的なイメージなのです。
本当は、サンタクロースとはキリスト教の聖人、聖ニクラウスのこと。ヨーロッパでサンタクロースの日に現れる彼は、大司教様の恰好をしてますよ。
聖ニクラウスは小アジア(現在のトルコ南部)のミュラという町出身で、教会の司教をしていた人。「残忍な肉屋が三人の子供達を包丁で切り刻み、塩漬け用の樽に漬け込んでしまった。
行方不明の子供達の無残な姿を発見した家族や村人が嘆き悲しんでいるところ通りあわせた聖ニクラウスが、子供たちを元通りの姿に生き返らせた」なんていう様々な奇跡の伝説が残る聖者で、貧しい人達にお金を配って歩いた奉仕の人でもあったようです。