ウェールズ政府、カタール航空と共催でカーディフ線就航を発表
カタール航空(QTR)が2018年5月1日にドーハ/カーディフ路線を就航。これを受け同社は英国ウェールズ政府と共同で「カーディフ就航セミナー」を開催した。
冒頭で挨拶をした英国ウェールズ政府日本代表の中嶋竹春氏は「ロンドン経由よりもウェールズに来やすくなる」と利便性をアピール。また、ウェールズだけでなく、イングランド南西部とを結ぶの初路線となることから、双方の観光やビジネスにおいて大きなメリットになるとコメントし、さらにラグビーがウェールズの国技でもあることから、2019年に日本で開催される「ラグビーワールドカップ」に多くのウェールズ国民も訪れるのではないかと期待感を表した。
カタール航空からは営業部長の高橋亮介氏が挨拶をし、今年5月就航に至ったカーディフ線は1年以上前から計画されていたと述べた。カタール航空は現在、ドーハから英国のヒースロー、万チェンスター、バーミンガム、エディンバラの4都市に就航。5月は1日に就航するカーディフ線の他に、22日にロンドン・ガトウィック線も開設されることから、ドーハは英国の6都市と結ばれることになる。
その後、プレゼンテーションを行ったカタール航空シニアセールスエグゼクティブの山崎直也氏は、カタールの概要や同社が1997年に設立された若い航空会社で、ハブ空港となるハマド国際空港から世界150都市以上に就航していること、最新鋭の航空機を200機以上保有し、安全でサービスに定評のある航空会社であることを紹介。『日系ビジネス』が調査を経て発表した「公開しない航空&ホテル」では、国際線において全日空や日本航空グループを抜き堂々1位に輝いた。
5月1日に就航するカーディフ線の運航スケジュールは、ドーハから週5便(6月18日以降は毎日)で運航。水・金・土曜(QR321便)がドーハを朝7時25分に出発し、カーディフに12時50分に到着。火・日曜(QR323便)は深夜1時15分にドーハを出発し、朝6時40分にカーディフに到着することから、水・金・土曜の便を利用する場合は日本から羽田発(QR813便)、火・日曜は成田発(QR807便)を利用すると、ドーハでの接続が良い。
カタール航空に続いて行われたプレゼンテーションでは、ウェールズ政府上級外務担当官の小堀洋子氏が、『英国の中の隠れ家ウェールズへ』と題し、ウェールズのツアー造成のヒントとなる見どころやポイントを紹介した。
今回カタール航空が就航するカーディフは、かつてローマ軍の駐屯地として栄えた町。そのカーディフの空の玄関口となるカーディフ空港は、市内中心部から車で15~20分と好立地で、英国全土へと結ばれた鉄道網も利用できるのだという。また、迅速に行われる入国手続きも大きな魅力となっている。
また、2015年に日本旅行業協会(JATA)の『ヨーロッパの美しい村30選』に選定されたコンウィや、『ヨーロッパの美しい街道・道20選』に選定された古城街道のポイントを紹介した。ウェールズには641の古城があるが、この街道には世界遺産に登録された4つの城が含まれている。
ウェールズはまた、ルイス・キャロルの『ふしぎの国のアリス』の故郷でもあることから、物語の世界が体験できる「アリス・トレイル」から、世界最長・最速(時速160キロ)のスリリングな空中体験やオーロラが見られるスポット、さらには伝統の味覚まで、豊かな歴史や自然に恵まれたウェールズだからこその魅力が存分に紹介された。
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