イタリア政府観光局(ENIT)がB2Bセミナーを開催

更新日: 2018年01月11日

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イタリア政府観光局(ENIT)は、先ごろ都内で旅行会社とメディアを対象とするB2Bセミナーを開催し、ローマ本局が2017年から2019年にかけて重要と位置づけている9つの素材を発表。業界関係者にツアー造成を呼びかけた。


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イタリア政府観光局が9つの重要素材を発表したB2Bセミナーの様子



2019年にかけてローマ本局が強化する9つのテーマ素材

2017年から2019年にかけてローマ本局が強化する素材は、既存の「芸術」「文化」「歴史」に、「自然、保護地域、風景」「小さな村や町、無形遺産」「文化、小さな美術館・博物館、イベント」「巡礼路(*1)」「エノガストロノミー(*2)」「ラグジュアリー」「MICE」「健康、ウェルネス」「スポーツ、大会イベント」を加えた9つとなっている。

* 1 巡礼路:聖フランチェスコ大聖堂のあるアッシジなど
* 2 エノガストロノミー:一般的なグルメにワインを組み合わせた美食



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挨拶をする在日イタリア大使館公使参事官のロレンツォ・モリーニ氏



冒頭で挨拶をした在日イタリア大使館公使参事官のロレンツォ・モリーニ氏は、自身の出身地であるトスカーナの小さな町アレッツォを例に「自分の町だけでもこれらをテーマにしたツアーが造成できる」と、そのポテンシャルの高さに胸を張った。

上記9つの素材のうち、日本マーケットにおいては「自然、保護地域、風景」「小さな村や町、無形遺産」「文化、小さな美術館・博物館、イベント」、「エノガストロノミー」、そして「ラグジュアリー」の5つを基軸とし、とりわけ2018年は「食」に力を入れたプロモーションを展開する方針だという。これらの5つについては、モリーニ氏からバトンを受けたマーケティング担当の真井麻紀氏が、動画を交えたより具体的な説明と提案を行った。


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プレゼンテーションを行うマーケティング担当の真井麻紀氏



グルメなテーマが満載のエミリア・ロマーニャ州

プレゼンテーションの中で真井氏は、「自然、保護地域、風景」において古代ローマ時代からのワインの産地であるランゲ・ロエロ・モンフェラートや、ピエンツァ(ヴァル・ドルチャ)、近年注目が集まっているドロミーティやヴァッレ・ダオスタなどのイタリアの山岳地帯に加え、海の魅力も訴求。日本ではほとんど知られていない、イタリア国内に342ヶ所あるビーチやマリーナの利用者に対するサービスの多様性や質を評価した「バンディエーラ・ブル」などにもふれた。

最も旬なスポットして紹介されたのが2017年秋、ボローニャにオープンした食のテーマパーク「FICO イータリーワールド」。Made in Italyを全面に押し出した、食と食品に特化した世界最大の常設テーマパークで、年間600万人の来場が見込まれている(詳細は2017年12月8日に掲載した こちらの記事を参照)。


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ボローニャでは「モルタデッラ祭り」が開催される



さらにイタリア随一のグルメが集まるボローニャを州都とするエミリア・ロマーニャ州で、毎年10月中旬に開催される「ボローニャのモルタデッラ祭り」や、9月下旬から10月中頃に開催される「コマッキオのウナギ祭り」などのフード関連イベントも紹介された。

「小さな村」からはツアー素材として、イタリア南部の村カステルメッツァーノ(バジリカータ州)で体験できる最高時速120キロの「ヴォ―ロ・デル・アンジェロ天使の飛翔」などのアトラクションも提案された。


Volo dell'Angelo(配信元:Basilicata Turistica/YouTube)



2018年も若い女性をターゲットとするプロモーションを多数展開

最後にプレス担当の三浦真樹子氏が2017年の活動報告を行い、また2018年に予定されているプロモーション計画を発表した。三浦氏によると、2017年12月25日から2018年1月7日までの2週間、山手線主要駅構内15ヶ所で展開された『絶景!イタリアの小さな村へ』と題したポスター広告をはじめ、SNS活用したB2Cキャンペーンにも継続して力を入れて行くという。今後はイタリアでのウェディングなど、若い女性をターゲットとするプロモーションにも引き続き強化する方針だ。。

さらに同局では、2018年は東京・名古屋・大阪の3都市で開催される「イタリア・アモーレ・ミオ!」をはじめ、1月の「広島空旅!」、3月の「旅まつり名古屋」、5月の「関空旅博」、6月の「えひめ旅フェスタ」など、東京および地方の旅行見本市への出展も予定している。


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2017年の活動報告をしたプレス担当の三浦真樹子氏



2019年の欧州文化首都は、世界遺産の「マテーラ」


イタリア政府観光局は同月、JATAアウトバウンド促進協議会が主催したプランナーのためのセミナー「第8回イタリア再発見」でもプレセンテーションを行い、ツアー造成に向け2019年の欧州文化首都に選ばれた世界遺産「マテーラ」と、イタリアからJATAの「ヨーロッパの美しい街道・道 20選」に選定された「虹色の道」があるカラブリア州の観光地概要を紹介した。

「欧州文化首都」とは、EUが開催する文化芸術プログラムで、毎年EU加盟国の中から2都市が制定される。2019年の欧州文化首都には、ブルガリアのプロヴディフとともに、イタリアからマテーラが選ばれた。


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2019年の欧州文化首都に選ばれた「マテーラ」



欧州文化首都マテーラのメインテーマは「Open Future」。これは「文化を通じて未来を築く」という意味で、プログラムは2018年6月に発表が予定されている。イベントは2019年1月19日の19時19分に開幕し、2019年12月20日に幕を閉じる。具体的な内容は、2018年6月に発表が予定されている。

バーリ・パレーゼ空港から42キロに位置するマテーラは、ローマやサレルノとフレッチャ・ロッサでリンクしている他、鉄道(FAL線)でもバーリ空港からアクセスが可能。さらに2018年4月には国道SS99にバーリ/マテーラが開通(約40分所要)し、2019年にはバーリ空港とマテーラを結ぶシャトルバスの運行が開始される予定となっている。

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