ドイツ観光局、サステイナブルなバカンスをアピールする新キャンペーン「Feel Good」をスタート!
新型コロナウイルス感染症(Covid-19)の世界的なパンデミックによって、持続可能性に対する旅行客の意識はより厳格なものとなり、健全な状態の自然や思慮深い天然資源の利用、さらには自分自身の心身のバランスが重要視されるようになった。
そうした中、ドイツ観光局はそうした顧客ニーズの変化にいち早く対応し、2021年のコミュニケーションキャンペーンに「Feel Good」を追加。本キャンペーンを通じ、世界14ヶ国において「観光の国ドイツ」が提供するサステイナブル観光施設やサービスを包括的に紹介する。
Feel Good 2021
持続可能性に力を入れ、クオリティーの高い都市と地域と宿泊施設をジャンルごとに紹介しているドイツ観光局。このほどスタートした「Feel Good」では、テーマをより具体化させた旅行体験ができるよう、サステイナブルな施設や製品やサービスが実感できるように構築させ、旅行者が「Locals」という項目で持続可能性への取り組みを身をもって体験できるようになっている。その根幹となる項目は「自然の中でアクティブなバカンスを」「知識と体験」「責任感ある楽しみ」「サステイナブルな都市を体験」の4つ。探しているサービスを簡単に見つけだし、サステイナブルな旅行のためのアドバイスも利用できる。また、複数言語に対応した「二酸化炭素計算表」では、1回の旅行で排出する二酸化炭素の排出量と、施設による補完量も算出できるようになっている。
このコミュニケーションキャンペーン「Feel Good 2021」は、ドイツと国境を接するデンマーク、オランダ、ベルギー、フランス、スイス、オーストリア、ポーランドをはじめ、スウェーデン、イタリア、スペイン、英国、アメリカ、中国、日本など、訪独観光客を送り出す主要14ヶ国で展開される。
持続可能性に包括的に取り組む「ドイツ鉄道」
ドイツ鉄道も、プレミアムパートナーとしてこの「Feel Good」に参画。ドイツ鉄道はモビリティー会社として、SDGs の達成に向け、気候や自然や天然資源や騒音保護などの対策に幅広く取り組んでいる。
ドイツ鉄道は現在、ICEとIC/EC路線を運行する全列車に再生可能エネルギーを供給。2038年までには、ローカル線と貨物列車も100%エコなエネルギーでの運行を計画している。また、脱炭素化と同時に走行時の騒音軽減対策のための投資も行っており、製品とサービスのエコロジー化だけでなく、ワーキングプロセスにおいても持続可能性を追求している。
コミュニケーションキャンペーン「Feel Good 2021」を展開するにあたり、ドイツ観光局のペトラ・へードルファーCEOは、「観光業価値創造チェーン上にあるサービス提供者は高いプロ意識と知識をもって、環境保護や持続可能性や価値観保護に対する顧客の責任感の高まりに正しく対処できるサービスや施設作りに注力している。我々のキャンペーンは、こうして生み出された付加価値を顧客に分かりやすく紹介し、検査認証済みのサステイナブルなサービスや施設は品質と快適さと楽しさ、さらにはオリジナリティーや地域性を保証し、気候変動の保護にも役立っている」とコメントしている。