イスタンブール最大の面積を誇る「ラーミ図書館」がオープン
「ラーミ図書館」があるのは、18世紀のオスマン帝国のスルタン・ムスタファ3世の時代に建造された「ラーミ兵舎」の跡地。ここにあった建物を修繕し、建設されている。
兵舎は1960年代まで頻繁に利用されていた建物で、屋内面積は36,000平方メートルを誇る。ここに250万冊が蔵書できるほか、51,000平方メートルの緑地や、1,000平方メートルの木々に囲まれた人工池をあわせると、＜ヨーロッパ最大の室内景観面積を持つ図書館＞となっている。
（配信元：
Rami Kütüphanesi/YouTube）
図書館の収容人数は4,200人。ベビー＆キッズ、デジタル、青少年、成人、各種専門など、数多くのセクションを備えているだけでなく、現代的な図書館サービスを提供するため、24時間利用できる自習室や閲覧室、乳幼児コーナー、バリアフリーコーナー、グループ学習室や個人学習室も完備されている。
ラーミ図書館はまた、トルコで初めて「生物圏持続可能博物館証明書」を取得している図書館で、古代の資源や情報を後世に伝えるプラットフォームの役割も果たしており、同図書館が掲げる「息づいた図書館」のコンセプトの下、数百万冊を数える一般や研究者向け蔵書に加え、資料やデジタルリソースを提供。さらに講演会やセミナー、ワークショップ、展示会なども年間を通じて開催が予定されている。
Rami Kütüphanesi
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