ブダペストの「くさり橋」 2023年8月中に改修工事完工の見込み
今から2年ほど前の2021年6月に着工した、ブダペストのランドマーク「セーチェーニくさり橋」の改修工事。その後、工事が順調に進み、昨年12月には車道部分が完工。路線バスやタクシーなどの公共交通機関、および自転車やバイクの通行が再開された。
橋の両側にある歩道部分の工事と、装飾的なライト等の設置工事は、その後も引き続き行われていたが、去る6月15日に点灯試験が行われ、橋のシルエットに沿った「真珠の首飾り」も甦った。
ブダペスト交通センター(BKK)によると、一千個を超える照明はすべてLED照具に置き換えられ、省エネだけではなく、時期に応じた色で、橋のドレスアップもできるという。また、この日、計画より一月半前倒しで竣工検査が開始され、順調に進めば今年8月にも完工し、橋は管理者であるブダペスト交通センター(BKK)へ引き渡されるとともに、歩行者の通行も可能となる。
一方、6月20日に行われた発表によると、完成後、車道を通行できる車両に関するブダペスト住民議会の投票の結果、80%以上が「路線バスを渋滞なく、高頻度に運行し続けることに賛成」したため、路線バスやタクシーなどの公共交通機関と自転車やバイクの通行は、現行通りとなることが決定ひている。
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