ドイツ観光局、6年連続でイノベーションコンペティションを受賞
compamedia社が1993年にスタートした「TOP 100 Innovator」は、卓越したイノベーション力、および平均を上回るイノベーション成果をあげた中堅企業に授与されているアワード。
学術的監修はウィーン経済大学の起業家精神で、イノベーション研究所の創設者兼理事のニコラウス・フランケ教授が務めており、プロジェクトパートナーにはフラウンホーファー研究機構およびドイツ中小企業連盟(BVMW)が名を連ねている。

本アワードの選考にあたりドイツ観光局は、エビデンスに基づく意思決定の基盤となるビジネスインテリジェンスから社内業務プロセスにおけるAI活用、さらにエンドユーザー向けの新たなコミュニケーションツールまで、バリューチェーン全体にわたるイノベーションプロジェクトを提示。
具体例としては、同局がパートナー企業に提供するAI支援型ビジネスインテリジェンスツール、AI生成のトラベル・コンパニオン「Emma」、ミックスド・リアリティ・アプリケーション「ドイツのユネスコ世界遺産」などがある。
いずれも国内外からの評価は高く、「Emma」ではGerman Brand Award、「ドイツのユネスコ世界遺産」ではX-AwardおよびXR Industry Activation Award、メルヘン街道プロモーション用のゲーミフィケーション・アプリ「Grimm’s Quest」では、Red Dot Award、German Design Award、Digital Communication Awardなどを受賞している。
日本市場においては、日本支局が社内業務用にAIツールの活用による業務効率化を図っている他、ドイツ・ユネスコ世界遺産のVR体験ツールやゲーミフィケーションアプリGrimm’s Questを日本国内のイベントで積極的に導入し、「観光の国ドイツ」へのインスピレーションを一般消費者や観光事業者を対象に積極的に行っている。
また、2024年にドイツで実用化された各地の観光関連情報のオープンデータを、日本の主要旅行ウェブサイトに無償で提供するとともに、導入にあたっては観光コンテンツ検索ウィジェットの技術を活用して、利用者が多彩なドイツの観光情報や観光コンテンツに触れられるよう努めている。
6年連続となる本アワードの受賞に伴い、ドイツ観光局のペトラ・ヘードルファーCEOは、「デジタル・トランスフォーメーション、とりわけAIアプリケーションの迅速な導入は、当局のマーケティングを成功に導く重要な原動力で、6年連続『トップ・イノベーター』に選出されたことは、当局の長期的かつ成功裏な戦略的方向性を示すものである」と語り、今後もナレッジトランスファーを通じて、中小企業を中心とするドイツの観光関連事業者が国際市場で競争力を高めることを支援していく方針であることを明らかにした。
TOP 100 Innovator 2026
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