ゲントのビール醸造所グルート
ベルギーにあるビールの銘柄は800にもおよび、各地に醸造所がある。その中の一つ「グルート」はゲント旧市街にあるブリューワリーで、ホップではなく、ハーブを使ったビールが特徴だ。
中世の時代、ゲントはレイエ河を挟んで町が二分されていたのだが、フランスに支配されていた右岸では数種類のハーブを混ぜたビールを作っていた。そのハーブの量により課税額が異なっていたため、ハーブの配合レシピは領主だけが知るものとなっていた。ハーブに代わりホップが使われるようになったのは13世紀のこと。グルート醸造所は、数百年も前のレシピを現代によみがえらせたブリューワリーなのである。
このグルート醸造所では、ライトな飲み口のものからダークなものまで3種類が醸造され、大きめのグラスでたっぷりと試飲することができる。醸造所はカフェレストランとなっているので、軽いランチと合わせて試飲するのも良いだろう。
Stadsbrouwerij Gruut
営業時間 |
月~水 11:00~18:00 木~土 11:00~イブニングバー 日 14:00~19:00 |
---|---|
住所 |
Huidevettershoek 10, 9000 Gent |
ウェブサイト |
(写真はイメージです)
関連記事
- None Found