今冬、ベルギー王立美術館に「世紀末美術館」がオープン!
2013年12月6日、ブリュッセルのベルギー王立美術館に「世紀末美術館」がオープンする。
この美術館には、ベルギーでモダニズムが花開いた19世紀末から20世紀初頭の作品を中心に展示される。
19世紀末、時代の最先端を行く文化の中心地であったブリュッセル。特に、象徴派やワグナー崇拝者、さらにアールヌーヴォーなどが、ブリュッセルを象徴する存在となっていった。また、当時のブリュッセルは文学、絵画、音楽、オペラ、建築、写真、詩など様々な分野においても新たな流れを生み出し、多くの巨匠を輩出。ノーベル文学賞を受賞した『青い鳥』の作者メーテルリンク、仮面を使った個性的な作風で知られる画家アンソール、「スフィンクスの愛撫」などの作品で知られる画家クノップフ、アール・ヌーヴォーを初めて建築に取り入れたオルタなど、19世紀末から20世紀初頭のベルギーには、各分野で多くの芸術家が活躍した。
この新たにオープンする世紀末美術館では、革新的な芸術を目指す「二十人会(the Salons of Les Vingt)」や文学者の団体である「自由美学(La Libre Esthetique)」といった、1863年以降に生まれた芸術家グループを中心に作品が展示される。特にブリュッセル市が保管していた個人所有のコレクションであるギリオン・クロヴェット・コレクションはハイライトの一つとなっている。
世紀末美術館はベルギー王立美術館はもちろん、ベルギー王立芸術歴史博物館、王立図書館、王立モネ劇場、王立フィルム記録保管所などの協力のもと誕生するに至った。
Musées royaux des Beaux-Arts - Musée Fin de siècle Museum
開館時間 |
10:00~17:00 (2013年12月6日開館予定) |
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休館日 |
月曜 |
入館料 |
〔一般〕 EUR 8.00(王立美術館とマグリット美術館とのコンビチケットは EUR 13.00) |
住所 |
Rue de la Régence / Regentschapsstraat 3, 1000 Brussels |
ウェブサイト |
http://www.fine-arts-museum.be/en/museums/musee-fin-de-siecle-museum |
(写真はイメージです)