ミュンヘンとウィーンを拠点に鉄道で古都を巡る
マリエンプラッツのオリジナル・クリスマスマーケット
ドイツ・ミュンヘンとオーストリア・ウィーンの2都市に滞在して、鉄道で周辺の町を訪れる旅を紹介しよう。
ミュンヘン～ウィーン間は、オーストリア連邦鉄道（OBB）が運行する高速列車レイルジェットに乗車。ミュンヘンに3泊してロマンチック街道沿いの古都ネルトリンゲンや、ランツフートを訪れる。また、ウィーンにも2泊して、古都シュタイヤーまで足を延ばす。
ミュンヘンを拠点にロマンチック街道沿いの古都やランツフートへ
ミュンヘン空港には鉄道駅が併設されているので、ミュンヘンの中心部へは近郊線Sバーン（S1もしくはS8）に乗って約40～45分で到着する。もちろん、ミュンヘン中央駅にも停車。また、ミュンヘン空港駅には高速列車ICEなども乗り入れているので、ドイツ国内の主要都市だけでなく、ザルツブルクやウィーン、チューリヒなどへも列車で移動できる。2日目はミュンヘン市内を散策。レイルヨーロッパジャパンの公式サイトでは、ミュンヘン市内のおすすめ観光スポット情報やマップ、主要鉄道駅情報を提供。また、ミュンヘン市街地の主要な鉄道駅についても紹介している。
3日目は、ロマンチック街道沿いの古都ネルトリンゲンへ。ミュンヘン中央駅からリージョナルエクスプレス（RE）に乗り、途中のドナウヴェルト駅でローカル列車リージョナルバーン（RB）に乗り換える。経由駅での乗り換え時間も合わせ、所要時間は約1時間55分～約2時間27分でアクセスできる。但し、ネルトリンゲン駅にはコインロッカーはない。
城壁でぐるりと囲まれたネルトリンゲン旧市街は、隕石の落下によってできたと言われるリース盆地にある。中世の町並みや雰囲気が残され、散策が楽しい。乗り換え駅のドナウヴェルトで途中下車して、河畔の町を散策しても良いだろう。
翌日は、イーザル川沿いの町ランツフートへ。ミュンヘン中央駅からリージョナルエクスプレス（RE）に乗って約45分でランツフート中央駅へ到着。駅から旧市街へは、路線バスを利用すると簡単にアクセスできる。
ラント門を通り、ゴシック様式のザンクト・マルティン聖堂や丘の上のトラウスニッツ城などの見どころがある旧市街へ。石畳の目抜き通りにずらりと並ぶ建物は、明るくカラフルな色のファサードが印象的だ。ランツフート駅には、コインロッカーが設置されている。
レイルジェットでウィーン、ICとローカル列車でシュタイヤーへ
5日目は、オーストリアのウィーンへ移動。ミュンヘン中央駅からレイルジェット（RJ）に乗り、ウィーン西駅まで約3時間56分。レイルジェットには食堂車が連結されており、オーストリア料理などの食事やスナック、ドリンク類が販売されている。また、オーストリア国内では、車内で無料Wi-Fiも利用できる。
ウィーン到着後は、世界遺産にも登録されているウィーン歴史地区観光へ。カフェでゆっくりとお茶をしたり、美術館へ行ったり、ショッピングしたり、音楽家ゆかりの場所を訪ねたりしよう。レイルヨーロッパでは、ウィーン市内のおすすめ観光スポット情報やマップ、主要鉄道駅情報を提供。また、ウィーン市街地の主要な鉄道駅についても紹介している。
6日目は、ミュンヘン西駅からインターシティ（IC）とローカル列車（R）を乗り継いで、中世の面影が残るロマンティックな町シュタイヤー駅へ。途中、センクト・ヴァレンティンで乗り換えが必要で、経由駅での待ち時間を合わせて所要時間は約1時間49分となる。
シュタイヤー川とエンス川の合流地点の町シュタイヤーは、音楽家シューベルトが休暇で訪れ、ピアノ五重奏「マス」を作曲した町としても有名。駅前からエンス川を望むと、川沿いに並ぶ古い町並みに目を奪われる。川を渡って旧市街の中心に位置するシュタットプラッツ広場へ行ってみよう。ゴシック建築のブンメルハウス、ロココ様式の優雅な市庁舎など、絵のように印象的な建物が見られる。
ウィーン国際空港へは、ウィーン市街地からシティ・エアポート・トレイン（CAT）やSバーン、リムジンバスなどでアクセス可能。また、11月末頃からクリスマス前の約4週間は、この旅のプランで訪れる町では旧市街などのメインの広場などで、クリスマスマーケットが開かれている。この時期、現地を観光される場合は、立寄ってみてほしい。
旅程 （提供：Rail Europe Japan）
日 | スケジュール | 宿泊都市 |
| 1日目 | 空路、ミュンヘンへ 着後、ホテルへ移動 |
ミュンヘン泊 |
| 2日目 | 終日、ミュンヘン市内を散策 | ミュンヘン泊 |
| 3日目 | 朝、 ※ 途中、ドナウヴェルト駅で乗り換えあり 着後、ネルトリンゲン旧市街を散策 夕方、ネルトリンゲン駅からミュンヘン中央駅へ（約2時間7分） |
ミュンヘン泊 |
| 4日目 | 朝、ミュンヘン中央駅からREでランツフートへ（約45分） 着後、旧市街散策 |
ミュンヘン泊 |
| 5日目 | 朝、ミュンヘン中央駅からRJでウィーン西駅へ（約3時間56分） 着後、ウィーン歴史地区を散策 |
ウィーン泊 |
| 6日目 | 朝、ウィーン西駅からICとRを乗り継いでシュタイヤー駅へ（約1時間49分） 旧市街を散策 |
ウィーン泊 |
| 7日目 | ウィーン国際空港からヨーロッパの都市を経由し、帰国の途へ | 機中泊 |
| 8日目 | 日本着 |
Rail Europe Japan
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（写真はイメージです）