ウィーン芸術週間2015
マルクス・ヒンターホイザー総監督とシュテファン・シュミトケ演劇監督の下、2015年5月14日から6月21日まで「ウィーン芸術週間」が開催される。
プログラムは20ヶ国、39のプロダクションによる包括的な内容になる予定で、2015年5月14日のオープニングはシェーンブルン庭園で、今年度初めてウィーン・フィルによるサマーナイト・コンサート(指揮:ズビン・メータ/ソリスト:ルドルフ・ブッフビンダー)が行われる。このオープンエア・イベントは、ウィーンのコンサート・シーズンを飾るハイライトでもあり、壮麗なバロック様式の庭園という類稀な舞台に名高いオーケストラが登場し、至福の音楽プログラムを提供する。
また、2015年度の見どころの一つが、アキム・フライヤーが手がける新演出によるサルヴァトーレ・シャリーノのオペラ『ルーチ・ミエ・トラディトリーチ(我が裏切りの瞳)』初演。また、演出家のフランク・カストルフは『カラマーゾフの兄弟』を舞台化し、再びドストエフスキーに取り組む。さらにアンドレア・ブレートが、ウィーンで初めてオペラを演出し、ベーラ・バルトークのオペラ『青ひげ公の城』と、ロベルト・シューマン最後のピアノ作品『幽霊の変奏曲』を紹介する。
その他、イヴォ・ヴァン・ホーヴェの演出による、シェークスピアの歴史劇に基づく『キングズ・オブ・ウォー』の初演や、セバスティアン・ニュプリンクの『ノイズ』、エーヴァルト・プラメッツホーファーの『エドワードII世、愛が全て』を、オーストリアの若手演出家ノラ・シュロッカーが手がける。
一方、ウィーン芸術週間の国際音楽祭では、楽友協会でのコンサートに加え、古典作品の新たな演出や現代作品の初演が予定されている。第37回国際音楽祭のオープニング・コンサートでは、ウィーン・フィルがオルガ・ノイヴィルトの作品を初演、グスタフ・マーラーの『大地の歌』を演奏。アントン・ブルックナーと、オリヴィエ・メシアンの作品でフィナーレを迎える。
Wiener Festwochen
会期 |
2015年5月14日~6月21日 |
---|---|
開催地 |
ウィーン |
ウェブサイト |
(写真はイメージです)
関連記事
- None Found