シューマン結婚175周年の「シューマン・フェスティバル・ウィーク」
今年は、19世紀のドイツで最もロマンティックなカップル、ロベルト・シューマンとクララ・シューマンの結婚175周年にあたる。
この二人が暮らしたライプツィヒでは毎年、「シューマン・フェスティバル・ウィーク」が行われているが、今年は彼らの結婚175周年を祝し、結婚記念日の9月12日と、クララの誕生日である9月13日を挟み、9月5日から13日まで開催される。
今年はアニバーサーリー・エディションとして特別プログラムが用意され、シューマンのピアノ曲の演奏に定評のあるトビアス・コッホ(Tobias Koch)や、ロベルト・シューマン国際コンクールで第1位各受賞したシューマン・アンネ=テレーザ・メラー(Anne-Theresa Møller)、アメリカを拠点に活躍するドーヴァー・カルテット(Dover Quartet)や、デヴィッド・オルロフスキー・トリオ(David Orlowsky Trio)などの出演が予定されている。
会場となるライプツィヒのシューマン旧宅は、ロベルトとクララの二人が近郊のシェーネフェルト教会で式を挙げ、翌日から暮らし始めた家。長女のマリーと次女のエリーゼも、ここで産声を上げた。また、ロベルトは作曲家としての社会的評価を確かなものとし、クララも時代を代表する名ピアニストとしての技巧を、この時期に完成させたと言われている。
現在は、2人の生涯と作品をテーマとする音楽史の重要な1ページを紹介する、ロベルト&クララ・シューマン協会が管理する博物館となっている。
なお、イベント・コンサートのチケットは、オンラインで販売されている。詳細は、以下のウェブサイトを参照。
Schumann-Festwoche 2015
開催日 |
2015年9月5~13日 |
---|---|
会場 |
シューマン旧宅(ライプツィヒ) |
ウェブサイト |