夏のグラナダの風物詩 「グラナダ国際音楽舞踏祭」
現在、グラナダを象徴する建造物を舞台に繰り広げられている「グラナダ国際音楽舞踊祭」は、毎年30,000人以上の人々が集まる夏のグラナダの風物詩。
今年で第65回目を迎えたこのイベントの起源は、カルロス5世宮殿で1883年に始まった交響楽団コンサートと、1922年にアルハンブラ宮殿のアルヒベス広場で催されたコンクール「カンテ・ホンド」にまで遡る。フェデリコ・ガルシア・ロルカ、マヌエル・デ・ファリャ、ラモン・ゴメス・デ・ラ・セルナ、サンティアゴ・ルシニョールといった著名人をはじめ、当時の知識人や芸術家たちも列席した。
音楽祭のプログラムは実に様々。大きな交響楽団のコンサートはカルロス5世宮殿、舞踊とバレエはヘネラリフェ庭園の野外劇場、リサイタルはアルハンブラ宮殿のアラヤネスの中庭といった具合に、ジャンルごとに異なる舞台が設定される。
また、午前中のコンサートはグラナダの教会や歴史的建造物で、フラメンコや世界のその他の音楽はアルバラシンの伝統地区やサクロモンテで開催されている。2016年は「セルバンテス没後400周年」や「ガルシア・ロルカ没後80周年」に因んだ催しもある。今年の開催は、7月8日までとなっている。
65 Festival Internacional de Música y Danza
開催期間 |
2016年6月17日~7月8日 |
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開催地 |
グラナダ |
ウェブサイト |
(写真はイメージです)
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