ドイツの黒い森で生まれた「キルシュヴァッサー」
そのまま食後酒としても飲まれているが、香りの良い「黒い森キルシュヴァッサー」は、黒い森のチェリータルト(シュヴァルツヴェルダーキルシュトルテ)など、ケーキ作りに欠かせないサクランボの蒸留酒。地域特定ブランド製品で、黒い森で小規模生産されている。
中でも最も有名なのが、『ファウスト伝説』で知られるシュタウフェンにある、160年の歴史を持つ家族経営の蒸留所「シュラーダラー社」だ。この蒸留所は、4月から10月までの水曜10時半と、木曜の14時半から有料で見学できる。
黒い森の甘い誘惑「シュヴァルツヴェルダーキルシュトルテ」
黒い森(シュヴァルツヴァルト)の甘い誘惑といえば「シュヴァルツヴェルダーキルシュトルテ」。その誕生には、ラードルフツェルでは1915年から食されていたとか、1930年代にテュービンゲンのカフェで生まれたなどの諸説があるが、一つ確かなことはこのトルテがバーデン・ヴュルテンブルクから世界へと広まっていったということだ。
その味の決め手となるのが、上で紹介した「シュヴァルツヴェルダー・キルシュヴァッサー」と「サクランボ」。一つのトルテに含まれるサクランボの数は、焼く人の裁量に委ねられているのだという。
Schladerer
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(写真・動画はイメージです)
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