アールヌーヴォーの殿堂「オルタ美術館」が拡張
「アール・ヌーヴォー建築の父」と呼ばれるヴィクトル・オルタ(1861-1947)。彼の自宅兼アトリエだった建物は現在、「オルタ美術館」として公開されている。この建物は「オルタ邸」とも呼ばれ、ブリュッセルにあるオルタが手掛けた「タッセル邸」「ソルヴェイ邸」「ヴァン・エドヴェルド邸」と共に、世界遺産に登録されている。
オルタ邸が建築された1898年から1901年は、ヨーロッパを中心に開花した国際的な美術運動「アール・ヌーヴォー」の最盛期。オルタ美術館のモザイク、ステンドグラス、家具、絵画、壁からは、どれも素晴らしい調和と洗練されたアール・ヌーヴォー建築らしい特徴が見られる。
2016年10月からは、そんなオルタ美術館の本館に加え、併設する別棟も見学できるようになった。別棟にはショップや事務所などが入っている他、企画展の展示室もあり、ヴィクトル・オルタ、そしてアール・ヌーヴォーについての研究センターの役割も果たしている。事前に予約をすれば、オルタのアーカイブや設計図、ライブラリーも見られる。
Hortamuseum
開館時間 |
火~日 14:00~17:30 |
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休館日 |
月曜、祝日 |
ウェブサイト |
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備考 |
団体は事前予約をすれば午前も訪問可 |
(動画はイメージです)
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