ミシュラン星付きになったオランダ国立美術館のレストラン
アムステルダム国立美術館のレストラン「RIJKS」が、2017年版のミシュランガイドで1ッ星を獲得した。美術館に併設されたこの店を率いるのは、オランダ人シェフのヨリス・バイデンダイク氏。オープン当時30歳だったバイデンダイク氏は、前職の「Bridges」でミシュラン星を獲得した経験をもつ才能に溢れた若手シェフで、国立美術館が2016年に出版した130種ものオランダ料理レシピを、900点の美術館収蔵作品と共に紹介した書籍「Rijksmuseum Cookbook」の監修もしている。
2014年のオープン以来、来店者の数は13万におよぶ。平均で毎日160名にランチとディナーを提供する多忙なレストランだが、オランダ産の食材やオランダ料理のフレーバーを大切にし、オランダ芸術の粋を展示する国立美術館にふさわしいメニュー構成となっている。珠玉のアート作品にも負けない程、ハイクオリティな料理が楽しめるレストランとして定評がある。
また、美術館でキュレーターによる定期的な企画展が開催されるように、RIJKSでも定期的にフランスや南アフリカ、台湾、ドイツ、ベルギー、ペルーなど、世界各地から著名なシェフを招き、レストランのメニューに新しさが加えられている。
予算は1品が15ユーロ前後で、コースはランチが37.50ユーロ、ディナー67.5ユーロで提供されている。お財布に優しく、誰もが利用しやすい敷居の低さも魅力のレストランであり続けるため、これからも努力をしていくという。なお、店の予約は、オンライン(英語対応)でも受け付けている。
RIJKS®
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