フランス観光開発機構が新キャンペーン「フランス経由、新しい私」
去る15日に駐日フランス大使公邸(東京都港区)で行われた「2017年度のフランス観光親善大使」の発表と任命式に伴い、フランス観光開発機構による新キャンペーンについての発表も行われた。2017年度は「フランス経由、新しい私」をスローガンに、フランスならではの魅力をアピールする。
記者会見は、ティエリー・ダナ駐日フランス大使の挨拶からスタート。2015年の秋から度重なるテロ事件の影響により低迷に苦しんだフランス観光だが、ダナ大使は「日本人の旅行者数は、2016年の暮れ頃から回復傾向にある」とコメント。関係者に対する感謝の言葉とともに、キャンペーン活動などを通じ、その数を「2015年の68万人程度にまでに戻したい」との意欲を見せた。
新キャンペーンは「フランス経由、新しい私」がキャッチフレーズ
ダナ大使の挨拶に続き、フランス観光開発機構のフレデリック・マゼンク在日代表が登壇。ここで2017年度キャンペーンの概要が説明された。
マゼンク氏の発表によると、新年度キャンペーンのキャッチフレーズは「フランス経由、新しい私」。「フランス旅行を通じ、新たな自分との出会うこと」をコンセプトに展開していくという。
テーマは「体験旅行」
これは従来型の「見る」だけの観光ではなく、それぞれの興味に応じた様々な体験を通じて、新たな人生のステップに立つことを追求するというもの。実際にフランスへ行かなければ記憶に残らない「新体験」をキーワードに、単なる旅の最終目的地ではない「新しい自分に出会うための扉」となるフランスの魅力をアピールしていく。
ピックアップ・デスティネーション
そうした旅のデスティネーションとして、フランス観光開発機構は「パリ」とその周辺の「イル・ド・フランス」、そしてモン・サン・ミッシェルでお馴染みの「ノルマンディー地方」をピックアップ。キャンペーン特設サイトやSNSを通じ、「グルメ」や「クルーズ」「夜の愉しみ」「印象派」「アクティブ」「建築」「ドライブ」「ワイン」「庭園」の9つのテーマを切り口として、旅の体験素材を紹介していくとしている。
体験レポーター
また、2016年度のキャンペーンで好評だった「体験レポーター」を本年度も実施。一般から1組2名のチームを2組募集する。
選ばれたレポーターを6月から7月にかけてパリとノルマンディー地方へ派遣し、その旅の様子を動画で特設サイトにて公開するとしている。
応募方法は、フランス体験レポーターへの意欲を表現した60秒以内のビデオを製作してYouTubeに投稿。その後、以下のキャンペーンサイトの応募フォームに必要事項を記入する。応募の〆切りは、2017年4月24日(月)となっている。
本キャンペーンには、先述の2つのピックアップデスティネーションの観光局と「エールフランス航空」、自動車メーカーの「プジョー」、大手旅行会社の「エイチ・アイ・エス」、さらに「レイルヨーロッパジャパン」など9つの企業・団体が協賛しているが、中でも主要パートナーであるエールフランス航空を代表し、エールフランス航空/KLM オランダ航空の日本・韓国・ニューカレドニア支社長であるステファン・ヴァノヴェルメール氏が、同社のサービスについてプレゼンテーションを行った。
エールフランス航空は、成田、羽田、大阪から最新キャビンで週最大22便を運航。さらに成田と関空からデイリー運航しているKLMオランダ航空と合わせると、その運航本数は週最大で36便におよび、日本マーケットの重要性をアピールした。
さらに同社のファーストおよびビジネスとクラスでは、ギー・マルタンやジャン・シュルピスといったトップシェフを起用した機内食が提供されている。
走行中のキャラバンカーを見つけてプレゼントをゲット!
フランス観光開発機構では、本キャンペーンの告知を目的とした都内交通広告を、3月20日から4月2日まで展開している。
一つ目が「都内バス停広告」。本年度は7種あるキャンペーンのビジュアルが、都内に70ヶ所あるバス停に掲示されている。そして、もう一つが「フランスキャラバン」。こちらはキャンペーンパートナーのプジョーが提供する「Peugeot308」にキャンペーンビジュアルが施され、上記期間中の朝9時から夜7時まで都内のどこかを走行している。
この走行中のキャラバンカーを写真に撮り、ハッシュタグ「#フランスキャラバン」を付けて Twitter もしくは Instagram へ投稿すると、抽選でフランスに関連するグッズが当たるキャンペーンも行われている。
2017年度フランス新キャンペーン「フランス経由、新しい私」の詳細については、以下の特設サイトを参照。
"La France, ça vous change"
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